DogLife Column

犬が旅行先で夜泣きする原因と対策を徹底解説

犬が旅行先の宿で夜泣きして困っていませんか?夜泣きの原因別対策、事前準備、宿でのすぐ使えるテクニックを詳しく解説します。

2026.05.22公開: 2026年5月22日3 分で読める

犬が旅行先で夜泣きする原因と対策を徹底解説

犬連れ旅行で意外と多いトラブルが「夜泣き」です。犬が旅行先で夜泣きすると、飼い主さん自身が眠れないだけでなく、隣の部屋への迷惑も気になって精神的にも辛いですよね。

普段は夜通しぐっすり眠る子でも、旅行先では夜泣きすることがあります。これは犬にとってごく自然な反応で、「うちの子だけがダメなんだ」と思う必要はありません。

この記事では、犬が旅行先で夜泣きする原因と、すぐに実践できる対策を詳しく解説します。

犬が旅行先で夜泣きする原因

夜泣きする犬

夜泣きの対策は原因によって異なります。まずは愛犬がどのタイプに当てはまるか確認してみましょう。旅行先での夜泣きには、主に以下の4つの原因があります。

環境の変化による不安

最も多い原因がこれです。知らない場所の匂い・音・温度——犬にとって宿の部屋は「まったく知らない世界」です。自宅のように安心して眠れる場所だと認識できず、不安で鳴いてしまいます。

こんな犬に多い
  • 普段から飼い主のそばで寝ている子
  • 環境の変化に敏感な犬種(チワワ、トイプードルなど小型犬に多い)
  • 分離不安の傾向がある子

トイレに行きたい

夜中にトイレに行きたくなったけど、どこでしていいかわからない——これも夜泣きの原因です。自宅ならトイレの場所がわかっていますが、宿ではどこがトイレかわからず、我慢できずに鳴いてしまいます。

物音への警戒

宿では自宅にはない音がたくさんあります。他の部屋の物音、廊下を歩く足音、外の車の音……深夜は特に周囲が静かなので、小さな音にも敏感に反応してしまいます。

疲れすぎ・興奮の余韻

日中にたくさん遊んで疲れすぎると、逆に興奮が収まらず眠れないことがあります。子犬やエネルギッシュな犬種に多いパターンです。

夜泣きの背景に旅行全体のストレスがある場合は、犬連れ旅行の負担を減らす具体的な方法もあわせてご覧ください。

旅行前にできる夜泣き対策

飼い主と犬

夜泣きを防ぐには、旅行前の準備が効果的です。

クレートで眠る練習をする

旅行先で夜泣きしにくい犬に共通しているのが、「クレートが安心できる場所になっている」ことです。

練習方法

1
STEP 01

クレートの中におやつやお気に入りのおもちゃを入れて誘導

2
STEP 02

クレートの中で食事を与える

3
STEP 03

クレートに入ったら扉を閉めて、短時間から徐々に時間を延ばす

4
STEP 04

夜、クレートで眠る練習を数日間行う

旅行に持っていくアイテムを準備する

夜泣き対策に効果的な持ち物を事前に揃えておきましょう。

アイテム

効果

普段使っているブランケット

普段のお家の匂いで安心感がある

飼い主の着古したTシャツ

飼い主の匂いがクレートに広がる

知育おもちゃ(コング等)

眠る前に集中できるものを

ペット用リラックスサプリ

獣医師と相談の上で使用

ブランケット(クレートにかける用)

視覚的な刺激を防ぐ

事前に短いお泊まりを経験させる

いきなり旅行先で夜を過ごすよりも、友人宅やペットホテルで「自宅以外で眠る」経験をさせておくと、旅行先での夜泣きリスクが下がります。

宿での夜泣き対策

寝ている犬

事前準備ができたら、宿泊当日に実践する夜泣き対策を紹介します。

就寝前のルーティンを作る

犬はルーティン(毎日同じことをする)が好きな動物です。自宅での就寝前の流れをできるだけ再現しましょう。

おすすめの就寝前ルーティン

1
STEP 01

夕食後に軽い散歩(15〜20分)で排泄を済ませる

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STEP 02

部屋に戻ったら足を拭いて水を飲ませる

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STEP 03

静かに遊ぶ時間を10分程度(知育おもちゃなど)設ける

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STEP 04

クレートに入れて、飼い主の匂いのするブランケットを敷く

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STEP 05

部屋の照明を落として、BGMを小さい音でかける

6
STEP 06

飼い主も落ち着いた行動を取る

夜中に鳴き出したときの対処法

やるべきこと

1
STEP 01

まず5分間は様子を見る(すぐに反応すると「鳴けば来てくれる」と学習してしまう)

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STEP 02

トイレが原因かもしれないので、トイレシートに連れて行く

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STEP 03

クレートのそばで落ち着いた声で「大丈夫だよ」と声をかける

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STEP 04

飼い主の手をクレートに入れて触れてあげる

5
STEP 05

BGMやホワイトノイズをかけて環境音を和らげる

やってはいけないこと

1
STEP 01

鳴くたびにクレートから出す(要求が通ると思ってエスカレートする)

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STEP 02

大きな声で叱る(さらに不安になる)

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STEP 03

一緒にベッドで寝かせる(一度許すと毎回要求するようになる可能性)

4
STEP 04

無視し続ける(不安が原因の場合は悪化する)

それでも泣き止まない場合

上記を試してもダメな場合は、以下を検討してください。

  • 飼い主のベッドのすぐ横にクレートを置く(匂いと気配で安心する)
  • クレートから出して、リードでベッドの脚につなぐ(自由に動ける範囲を確保しつつ安全)
  • 一緒に寝る(今後の旅行で毎回要求される可能性がある点は理解した上で)

犬のお出かけストレス対策の記事でも、環境変化によるストレス軽減法を紹介しています。

愛犬がお出かけでストレスを感じているサインとは?工夫ポイントも解説
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夜泣きと合わせて気になるのが、犬が宿泊先でマーキングしてしまう防止策です。

夜泣きしにくい宿の選び方

飼い主と犬

宿の選び方次第で、夜泣きと周囲への影響を大幅に減らせます。夜泣きが心配な方は、以下のポイントを重視して宿を探してみてください。

一棟貸し・コテージが最適

他の宿泊者と壁を共有しないタイプの宿なら、夜泣きしても迷惑をかけにくいです。

  • 飼い主のベッドのすぐ横にクレートを置く(匂いと気配で安心する)
  • クレートから出して、リードでベッドの脚につなぐ(自由に動ける範囲を確保しつつ安全)
  • 一緒に寝る(今後の旅行で毎回要求される可能性がある点は理解した上で)

犬連れ専用フロアのある宿

ホテルタイプなら、ペット専用フロアがある宿がおすすめ。同じフロアの全員が犬連れなので、お互い様の雰囲気があります。

事前に宿に相談する

予約時に「初めての犬連れ旅行で夜泣きが心配」と伝えておくと、角部屋やエレベーターから離れた部屋を用意してくれる宿もあります。

宿選びの際は、犬とホテルのベッドで一緒に寝る際の注意点も確認しておくと安心です。

夜泣きの犬種別の傾向

夜泣きする犬

旅行先での夜泣きは1回の対策で完全に治るものではありません。少しずつ犬の不安を和らげる取り組みと、犬種ごとの傾向を知っておきましょう。

旅行を重ねることで慣れる

夜泣きの多くは「初めての環境への不安」が原因です。2〜3回旅行を経験すると、犬は「旅行=飼い主と楽しい時間」と学習し、夜泣きの頻度や強度が減っていきます。

最初の1〜2回が大変でも、何度も旅行に行くことで、犬は徐々に旅慣れていきます。短い1泊2日の旅行から始めて、徐々に滞在日数を伸ばすのが効果的です。

犬種別の夜泣き傾向

犬種によって夜泣きしやすさには差があります。

柴犬や日本スピッツなど警戒心の強い和犬は、新しい環境に敏感で夜泣きしやすい傾向があります。

一方、ラブラドールやゴールデンレトリバーなどの大型犬種は、比較的環境変化に柔軟で夜泣きしにくいと言われます。

そして、トイプードルやヨークシャーテリアなどの小型愛玩犬種は、飼い主への依存が強く、飼い主が近くにいれば落ち着くことが多いです。

自分の犬の犬種特性を理解した上で対策を立てると、効果が出やすくなります。

子犬とシニア犬の特性

子犬は環境変化に敏感で、夜泣きしやすい時期。生後6ヶ月以降からゆっくり旅行体験を始めるのがおすすめです。

一方、シニア犬は認知症の初期症状で夜泣きすることがあります。普段から夜泣きが見られる場合は、旅行が原因ではなく病気の可能性も考えて、獣医師に相談してから旅行を計画しましょう。

また、子犬期にできるだけ多くの環境を経験させる「社会化」を意識して育てると、成犬になってから夜泣きしにくい犬に育ちます。

シニア期に入った犬は、いつもと違う環境で混乱しやすいため、無理な遠方旅行よりも近場でゆっくり過ごすスタイルがおすすめ。

年齢ごとの体調と気質を理解して旅行プランを立てることで、犬の負担を最小限に抑えられます。

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生理周期による夜泣きが疑われる場合は、犬のヒート中に旅行してよいかの判断基準も参考にしてください。

旅行先での犬の夜泣きに関するよくある質問(FAQ)

夜泣きする犬

旅行先での犬の夜泣きに関するよくある質問について回答します。

夜泣きで宿から苦情が来ることはありますか?

短時間のクンクン鳴き程度で苦情になることは少ないですが、深夜に長時間吠え続けると注意を受ける可能性はあります。

対策をしておくことと、万が一の際はフロントに相談する姿勢が大切です。一棟貸しなら、そもそも周囲を気にする必要がほぼありません。

夜泣きする犬は旅行に連れて行かないほうがいいですか?

そんなことはありません。多くの犬は2〜3回旅行を経験すると、宿でも落ち着いて眠れるようになります。

最初の1〜2回は夜泣きすることもありますが、それは慣れるために必要な過程です。無理のない範囲で経験を積ませてあげましょう。

夜泣き防止にサプリメントや薬は効果がありますか?

ペット用のリラックスサプリメント(L-テアニン配合のものなど)は、穏やかな鎮静効果が期待できるものもあります。

ただし、効果には個体差があり、初めて使うものは旅行前に自宅で試しておくことが大切です。処方薬については必ず獣医師に相談してください。

準備ができたら、宿を探そう

持ち物や心配ごとの準備が整ったら、次は愛犬と泊まれる宿選びです。人気の宿は早めに探しておくと安心です。

愛犬と泊まれる宿を探す

まとめ

犬の旅行先での夜泣きは、準備と対策で大幅に改善できます。

以下がポイントです。

ポイント💡
  • 夜泣きの主な原因は「環境の不安」「トイレ」「物音」「疲れすぎ」の4つ
  • クレートトレーニングが最も効果的な事前準備
  • 普段の匂いがするアイテムを持参して安心感を
  • 就寝前のルーティンを自宅と同じように再現する
  • 宿は一棟貸し・コテージが安心

最初の旅行で夜泣きしても落ち込まないで大丈夫です。回を重ねるごとに落ち着いていくので、愛犬をサポートしつつ、旅行を楽しんでくださいね。


著者

DogLife編集部

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