18 December.
愛犬との夏のお出かけ対策ガイド!気をつけたいポイント5つと対策まとめ
愛犬との夏のお出かけを安全に楽しむための完全ガイド。熱中症予防の5つのポイントや、車移動・散歩・旅行など場面別の暑さ対策を詳しく解説します。

夏は愛犬とのお出かけが楽しい季節ですが、気温が高くなる時期だからこそ注意が必要です。
犬は人間よりも暑さに弱く、熱中症のリスクが高まります。特に日中のアスファルトの熱さや車内の温度上昇など、飼い主さんが気づきにくい危険が潜んでいることも。
この記事では、愛犬と夏のお出かけを安全に楽しむために押さえておきたい5つのポイントと、シーン別の具体的な対策方法をご紹介します。
しっかり準備して、愛犬との素敵な夏の思い出を作りましょう。
愛犬が夏のお出かけで熱中症になりやすい理由
犬は人間のように全身で汗をかいて体温調節することができません。
犬の汗腺は肉球などごく一部にしかなく、主に口を開けてハアハアと息をする「パンティング」によって体温を下げています。
このパンティングだけでは体温調節が追いつかないため、気温が高い環境では熱中症になりやすいのです。
気をつけたい熱中症の症状
犬の熱中症の初期症状は、激しいパンティング、よだれが大量に出る、ぐったりして元気がなくなる、歩き方がふらつくなどです。
症状が進むと、嘔吐や下痢、震え、意識がもうろうとするといった状態になり、命に関わる危険性があります。
少しでも異変を感じたらすぐに涼しい場所に移動し、必要に応じて動物病院を受診しましょう。
老犬や短頭種は特に注意
老犬は体温調節機能が低下しているため、若い犬に比べて熱中症のリスクが高まります。
また、パグやフレンチブルドッグ、シーズーなどの短頭種は、鼻が短く気道が狭いため呼吸による体温調節が苦手です。
これらの犬種を飼っている方は、より慎重な暑さ対策が必要になります。
愛犬と夏にお出かけする際に気をつけるべき5つのポイント
夏のお出かけでは、ちょっとした配慮が愛犬の命を守ることにつながります。ここでは基本となる5つのポイントを押さえておきましょう。
時間帯を選ぶ
夏のお出かけや散歩は、気温が比較的低い早朝や夕方以降の時間帯を選びましょう。
日中は気温が30度を超えることも多く、地面の温度はさらに高温になります。できれば午前6時頃までの涼しい時間帯か、日が沈んでアスファルトの熱が冷めた午後8時以降が理想的です。
どうしても日中に外出する必要がある場合は、できるだけ日陰を選んで移動し、こまめに休憩を取るようにしてください。
こまめな水分補給
暑い環境では、犬の体からどんどん水分が失われていきます。お出かけの際は必ず新鮮な水と愛犬用の水飲みボウルを持参し、こまめに水分補給をさせましょう。
パンティングが激しくなってきたら脱水症状のサインかもしれません。無理に飲ませる必要はありませんが、定期的に水を飲める機会を作ってあげることが大切です。
凍らせたペットボトルを持参すると、冷たい水を飲ませられるだけでなく、体を冷やすのにも使えて便利です。
アスファルトの温度確認
夏の日中、直射日光を浴びたアスファルトは60度以上の高温になることもあります。
人間は靴を履いているので気づきにくいですが、裸足の犬にとっては火傷のリスクが非常に高い状態です。
そのため、お出かけ前には必ず自分の手の甲でアスファルトを触って温度を確認しましょう。
5秒以上触っていられないほど熱い場合は、犬の肉球も火傷してしまう可能性があります。できるだけ芝生や土の上を歩かせるルートを選ぶか、犬用の靴を履かせるのもおすすめです。
車内放置は絶対NG
「ちょっとだけだから」と愛犬を車内に残して外出するのは絶対にやめましょう。夏の車内は窓を少し開けていても短時間で50度以上の高温になり、命に関わる危険があります。
エアコンをつけていても故障のリスクがあるため、車での移動中は必ず愛犬と一緒に行動してください。
お店に入る際なども、家族で交代しながら愛犬と一緒に外で待つか、ペット同伴可能な場所を選ぶようにしましょう。
愛犬の様子を常に観察
お出かけ中は愛犬の様子をこまめにチェックすることが何より大切です。
パンティングの程度、歩き方、元気度などをいつもより注意深く観察しましょう。少しでも「いつもと違うな」と感じたら、無理をせず涼しい場所で休憩を取ってください。
熱中症は急激に症状が悪化することもあるため、早めの対処が命を守ることにつながります。愛犬の小さな変化を見逃さないよう、飼い主さんの観察力が試されます。
【シーン別】夏のお出かけで愛犬の熱中症を防ぐ方法
ここからは、お出かけのシーン別に具体的な暑さ対策をご紹介します。状況に合わせた工夫で、愛犬を暑さから守りましょう。
車での移動時の暑さ対策
車での移動時は、エアコンをしっかり効かせて車内温度を快適に保ちましょう。ただし、エアコンの冷気は上部にたまりやすく、足元にいる犬には届きにくいことがあります。
後部座席の足元に扇風機を置いたり、エアコンの吹き出し口の向きを調整したりして、愛犬のいる場所まで冷気が届くよう工夫してください。
また、クレートやキャリーバッグに入れている場合は、通気性を確保することも重要です。保冷剤をタオルで巻いてクレート内に入れたり、クールマットを敷いたりするのも効果的。長時間の移動になる場合は、サービスエリアでこまめに休憩を取り、水分補給と休息の時間を設けましょう。
散歩やアウトドアでの暑さ対策
散歩やアウトドアでは、時間帯選びが最も重要です。早朝や夕方以降の涼しい時間を選び、日中の外出は避けましょう。どうしても日中に外出する必要がある場合は、日陰の多いルートを選び、芝生や土の上など地面が熱くならない場所を歩かせてください。
犬用のクールウェアやクールバンダナを着用させると、体温の上昇を抑える効果があります。
また、ポータブルの日除けテントやパラソルを持参すれば、休憩時に日陰を作ることができて便利です。
川や湖など水遊びができる場所なら、水に入って体を冷やすのもおすすめ。ただし、急に冷たい水に入ると心臓に負担がかかるため、少しずつ慣らしながら遊ばせましょう。
夏の旅行での暑さ対策
夏の旅行では、宿泊先選びが重要なポイントになります。ペット同伴可能でエアコン完備の宿を選び、部屋の温度を快適に保てるか事前に確認しましょう。
観光の際は、涼しい屋内施設を中心にプランを立てるのがおすすめです。ドッグカフェやペット同伴可能な美術館、水族館など、エアコンの効いた場所なら安心して過ごせます。
外での観光が多い場合は、携帯用の冷却グッズを多めに持参しましょう。クールバンダナ、保冷剤、冷却スプレー、クールマットなど、複数の冷却アイテムを組み合わせることで効果が高まります。
また、宿泊先では愛犬だけを部屋に残さないよう注意してください。
夏のお出かけで愛犬の暑さ対策についてよくある質問
夏の暑さ対策について、よく寄せられる質問にお答えします。
愛犬にしてあげられる、エアコンなしでの暑さ対策は?
エアコンがない環境では、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させることが基本です。また、凍らせたペットボトルをタオルで巻いて愛犬のそばに置いたり、クールマットや冷却ジェルマットを使ったりするのも効果的。
犬用のクールバンダナを濡らして首に巻いてあげると、首周りの太い血管が冷やされて体温が下がりやすくなります。
ただし、気温が35度を超えるような猛暑日は、エアコンなしでは熱中症のリスクが非常に高いです。一時的にペットホテルやエアコン完備の施設に預けることも検討してください。
老犬に対する夏の暑さ対策で気をつけることは?
老犬は体温調節機能が低下しているため、若い犬よりも熱中症になりやすい傾向があります。外出時間は若い犬よりもさらに短めに設定し、無理のない範囲での活動を心がけましょう。
また、持病がある場合は暑さによって症状が悪化することもあるため、かかりつけの獣医師に相談しておくと安心です。室内では常にエアコンで快適な温度を保ち、いつでも新鮮な水が飲める環境を整えてください。
老犬はのどの渇きを感じにくくなっていることもあるため、飼い主さんから積極的に水分補給を促すことも大切です。
犬用クールバンダナは効果ある?
犬用クールバンダナは、首周りの太い血管を冷やすことで効率的に体温を下げる効果があります。水で濡らすタイプや保冷剤を入れるタイプなど種類はさまざまですが、いずれも一定の冷却効果が期待できるアイテムです。
ただし、クールバンダナだけで完全に熱中症を防げるわけではないため、時間帯の選択や水分補給など、他の対策と組み合わせることが重要。
また、首周りが敏感な犬や、バンダナを嫌がる犬もいるため、愛犬の様子を見ながら使用しましょう。
短頭種やコーギーの夏対策は?
パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は呼吸による体温調節が苦手なため、他の犬種よりもさらに慎重な暑さ対策が必要です。日中の外出は極力避け、早朝や深夜の涼しい時間帯のみの散歩にしましょう。
また、コーギーは胴長短足の体型のため、地面からの照り返しの影響を受けやすい犬種です。アスファルトの温度には特に注意が必要なので、芝生や土の上を歩かせるよう心がけてください。
これらの犬種を飼っている方は、夏場は無理に外出せず、室内での遊びを中心にするのもおすすめです。
まとめ:夏の熱中症対策を取り入れ、愛犬とたくさん時間を共有しよう!
愛犬との夏のお出かけは、正しい知識と準備があれば安全に楽しめます。時間帯の選択、こまめな水分補給、アスファルトの温度確認、車内放置の禁止、愛犬の様子の観察という5つの基本ポイントを押さえ、シーンに合わせた具体的な対策を実践しましょう。
特に老犬や短頭種を飼っている方は、より慎重な配慮が必要です。クールグッズなども上手に活用しながら、愛犬の体調を最優先に考えたお出かけプランを立ててください。
暑さ対策をしっかり行って、愛犬との素敵な夏の思い出を作りましょう。
著者
DogLife編集部