DogLife Column

犬が寒い時のサインとおすすめの寒さ対策!散歩はしてもいい?

「犬が寒いときに見せるサイン」と、今日からすぐに実践できる「賢い寒さ対策」を詳しくご紹介します。

2026.02.17公開: 2026年2月17日4 分で読める

犬が寒い時のサインとおすすめの寒さ対策!散歩はしてもいい?

「最近、愛犬がずっと丸まって寝ているな」「散歩に誘っても、なんだか乗り気じゃないみたい……」 そんな風に感じたことはありませんか?

冬の寒さが本格的になると、言葉を話せない愛犬たちが「寒いよ!」というサインをこっそり出していることがあります。実は、犬は人間よりも地面に近い位置で生活しているため、私たちが感じている以上に底冷えの影響を受けていることも。

今回は、「犬が寒いときに見せるサイン」と、今日からすぐに実践できる「賢い寒さ対策」を詳しくご紹介します。100均グッズを使った裏技や、冬の散歩の注意点まで解説するので、最後まで読んでみてくださいね。

犬が寒いと感じる温度は何度から?

スノーウェアを着る犬

まずは「そもそも犬は何℃から寒いの?」という基準を知っておきましょう。

一般的な目安は「20℃以下」

個体差はありますが、多くのワンちゃんにとって快適な室内環境には目安があります。

理想的な室内環境の数値

  • 理想の室温:20〜22℃前後
  • 理想の湿度:40〜60%

人間と犬の感覚のズレ

  • 暑さのズレ:「人間が半袖でちょうどいい」と感じる温度は、犬にとっては少し暑いことがあります。
  • 寒さのズレ:「そろそろ冬服の準備をしなきゃ」と思う15〜18℃あたりから、多くの犬は寒さを感じ始めます。

さらに注意したいのが、室温計の数値と「犬が体感している温度」のズレです。暖かい空気は部屋の上の方に溜まり、冷たい空気は床に溜まります。人間が椅子に座って「暖かいな」と思っていても、床に近い場所で過ごす犬は15℃以下の冷気にさらされている……なんてことも珍しくありません。

犬種による「寒さ耐性」の差

犬の被毛の構造によって寒さへの強さは大きく異なりますが、室内飼育の環境ならではの注意点もあります。

寒さに弱い犬種(シングルコート)

  • 対象:トイ・プードル、チワワなど(下毛がない犬種)
  • 特徴:天然の断熱材となる毛を持たないため、寒さが体にこたえやすい。

比較的寒さに強い犬種(ダブルコート)

  • 対象:柴犬、ゴールデン・レトリバーなど(二重構造の毛を持つ犬種)
  • 特徴:寒さには強い性質がある。

ダブルコートの犬でもずっと室内で過ごしていると季節に合わせた換毛がうまくいかず、寒がりになってしまう子もいます。「うちの子は毛がモコモコだから大丈夫」と判断せず、わんちゃんの様子を見てあげることが大切ですよ。

犬種ごとの特徴を詳しく知りたい方は、寒さに強い犬種はどれ?サイズ別の特徴も参考になります。

【見逃さないで!】犬が寒い時に出すサイン

パグ

愛犬が以下のような行動をしていたら、それは「寒いよ!」のメッセージかもしれません。

震えている(小刻みな震え)

人間が寒いときにガタガタ震えるのと同じで、犬も筋肉を小刻みに動かすことで熱を作ろうとします。病気や恐怖で震えている場合もありますが、室温が低いときに震えているなら、まずは保温を優先しましょう。

「ワンモニャイト」になって寝ている

鼻先を尻尾の方に入れ込み、ギュッと丸まって寝る姿。これは体表面積を小さくして、体温が逃げるのを防いでいるサインです。

寝ているときに耳や足先を触ってみて、冷たくなっていたら冷え込んでいると思ってくださいね。

散歩や動くことを拒否する

いつもなら「散歩!」という言葉に飛びつくのに、玄関で座り込んで動かない……。これは外気との温度差を察知して「外は無理です!」と訴えているのかも。

また、寒いと体が強張るため、老犬などは動き出しが鈍くなることもあります。

飼い主さんにベッタリくっついてくる

「今日はやけに甘えてくるな」と思ったら、実は飼い主さんを「動く湯たんぽ」として利用しているかもしれません(笑)。

寒さに弱い犬種ランキング

落ち込んでいる犬

あなたの愛犬はランクインしていませんか?これらの犬種は特に手厚い防寒が必要です。

  1. イタリアングレーハウンド / ウィペット:脂肪が極めて少なく、皮膚も薄い彼らにとって日本の冬は過酷です。室内でも服が必須な「寒がり界の王様」です。
  2. チワワ:体が小さいため、体温が外に逃げやすいのが特徴。ブルブル震えやすいため、専用のヒーターなどでスポット的に温める工夫が必要です。
  3. トイプードル / ヨークシャーテリア:毛は抜けないものの、シングルコートのため断熱性が低いです。特にお腹周りの毛が薄い子は冷えやすいので注意!
  4. フレンチブルドッグ / パグ:鼻が短い「短頭種」は、冷たい空気を直接肺に取り込みやすく、体温調節が苦手。冬の散歩での呼吸管理にも気を配りたい犬種です。

冬の散歩、行ってもいいの?

お散歩する犬

「こんなに寒いのに、外に連れ出していいのかな?」と迷う日もありますよね。

対策をすれば冬の散歩はもちろんOK!

冬の散歩は、刺激不足の解消や運動不足のために大切です。ただし、「暖かい時間帯(11時〜14時頃)」を狙って行くようにしましょう。早朝や深夜の散歩は、急激な冷え込みにより血管が収縮し、心臓への負担が大きくなるため避けるのが無難です。

とっても寒い日は室内遊びでストレス発散

雪が降っている日や、愛犬が明らかに嫌がって一歩も動かない日は、無理に外へ出る必要はありません。

お家の中で「ノーズワーク(隠したおやつを鼻で探すゲーム)」をしたり、新しい芸の練習をしたりして、脳の運動をさせてあげれば、散歩代わりのリフレッシュになりますよ。

防寒対策として、愛犬とのお出かけに服は必要かメリットと選び方もあわせてチェックしてみてください。

おすすめの寒さ対策

洋服を着た犬

ここからは、愛犬が冬をヌクヌク過ごすための寒さ対策を紹介します。

ケージやベッドの場所を変える

冬場のケージやベッドの配置は、窓際から忍び寄る見えない冷気への対策がポイントになります。

意外な盲点「コールドドラフト」現象

  • 外気によって窓ガラスで冷やされた部屋の空気が、まるで滝のように床へと流れ落ちていく現象のこと。
  • 窓際にベッドがあると、ワンちゃんが常に冷気にさらされてしまいます。

おすすめのベッド配置

  • 窓際を避け、できるだけ「部屋の中央寄り」または「壁際」に配置する。

床からの底冷えを遮断するおすすめの対策

  • ペット用ベッドの下に「ジョイントマット」を敷く。
  • 「キャンプ用のアルミマット」を下に敷いて冷気をシャットアウトする。

100均グッズでDIY防寒!

高価なペット用品を購入しなくても、100均のアイテムを上手に活用するだけで十分な防寒対策が可能です。

アルミシートで「自家製床暖房」

  • 100均のアルミシートを、普段使っているベッドのクッションの下に仕込む。
  • これだけでワンちゃんの体温が熱として跳ね返り、じんわり暖かい状態を作れます。

ブランケットを重ね置き

  • 100均のブランケットを数枚用意し、ベッドの上にふんわりと重ねて置いておく。
  • 犬は自分で鼻を使って毛布に潜り込むのが大好きなため、最高の防寒スポットになります。

段ボールで隙間風を遮断する最強シェルター

  • ケージの周りを段ボールで囲って、冷たい隙間風を物理的にシャットアウトする。
  • 見た目が気になる場合は、段ボールの上からお気に入りの布を被せて隠してしまえばインテリアにも馴染みます。

暖房器具を使う時は対応調節ができるような配慮を

便利な暖房器具ですが、ワンちゃんが自分で心地よい環境を選べるようなレイアウトと、空気の乾燥対策が欠かせません。

低温火傷対策

  • 暖房器具を敷く際は、ケージやサークル内に必ず「逃げ場(暖房がないスペース)」を作る。
  • ずっと熱い場所にいると、犬は自分でうまく判断できず知らないうちに低温火傷をしてしまうリスクがあります。

エアコン使用時の感想対策

  • エアコンをつけると部屋の湿度がガクンと下がり、喉を痛めたり、皮膚が乾燥して痒くなったりする原因になります。
  • 具体的な対策:加湿器を併用する、部屋に濡らしたタオルを干す などして、適切な潤いを保ってあげる。

逆に夏場の対策が気になる方は、犬の暑さ対策はどうしたらいいかも参考にしてください。

まとめ

犬が寒い時のサインとおすすめの寒さ対策について解説しました。ポイントを振り返りましょう。

ポイント💡
  • 犬は15〜18℃から寒さを感じ始め、シングルコートの犬種(トイプードルやチワワ等)や短頭種は特に寒さに弱い
  • 小刻みに震える、丸まって寝る(ワンモニャイト)、散歩の拒否、ベッタリくっつく仕草は「寒いよ」のサイン
  • 冬の散歩は心臓への負担が少ない暖かい時間帯(11時〜14時頃)を選び、極寒の日は無理せず室内遊び(ノーズワーク等)に切り替える
  • ベッドは冷気が流れる窓際を避けて配置し、100均のアルミシートやブランケットを活用して床からの底冷えを防ぐ
  • 暖房器具を使う際は低温火傷を防ぐための「逃げ場」をケージ内に作り、加湿器などでエアコンによる乾燥対策も行う

犬は人間のように「ちょっと寒いからエアコンの温度上げて」とは言えません。だからこそ、私たち飼い主が「ワンモニャイトになってないかな?」「耳が冷たくないかな?」と、気にしてあげることが大切です。

今回ご紹介した対策を取り入れて、あなたの愛犬が「今年の冬は暖かかったワン!」と思えるような生活をプレゼントしてあげてくださいね。


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著者

DogLife編集部

DogLife編集部