DogLife Column

大型犬の食費は月いくら?犬種別の目安と賢く抑えるコツ

大型犬の食費(フード代)は月平均1万円以上。犬種別の食費目安、年間コスト、フードの選び方、食費を賢く抑える方法を詳しく解説します。

2026.04.16公開: 2026年4月16日4 分で読める

大型犬の食費は月いくら?犬種別の目安と賢く抑えるコツ

「大型犬を飼いたいけど、食費ってどのくらいかかるの?」「小型犬と比べてどのくらい差があるの?」

大型犬の飼育を検討している方にとって、毎月の食費は気になるポイントですよね。結論から言うと、大型犬の食費は月平均1万円以上。小型犬の約1.5〜2倍のコストがかかります。

この記事では、大型犬の食費の内訳、犬種別の目安、フードの選び方、食費を賢く抑えるコツを詳しく解説します。

大型犬の食費は月平均いくら?データで比較

ドッグフードを与えられている犬

実際の飼い主へのアンケート調査をもとに、犬のサイズ別の食費を比較してみましょう。

サイズ別・月間食費の比較

まずは、犬のサイズごとの食費の平均をご紹介します。

サイズ

月額食費(平均)

年間食費(概算)

小型犬

約6,100円

約73,000円

中型犬

約7,100円

約85,000円

大型犬

約10,200円

約122,000円

超大型犬

約12,000〜15,000円

約144,000〜180,000円

※2023年の飼い主1,409人への調査データに基づく

大型犬の食費は小型犬の約1.7倍。年間で見ると約5万円の差になります。

食費の内訳

大型犬の月間食費約1万円の内訳は、おおむね以下の通りです。

項目

月額の目安

ドッグフード(主食)

7,000〜10,000円

おやつ・トッピング

1,000〜3,000円

デンタルケア用品

500〜1,000円

ただし、これはあくまで平均値。フードの種類(一般食・プレミアム・療法食)によって大きく変わります。

犬種別の食費目安

大型犬とごはん

大型犬と一口に言っても、犬種によって体重も食事量もさまざまです。犬種別の目安を見ていきましょう。

犬種別・食費の目安一覧


犬種

成犬体重

1日のフード量

月額食費の目安

ゴールデンレトリバー

25〜34kg

250〜350g

7,500〜10,500円

ラブラドールレトリバー

25〜36kg

250〜370g

7,500〜11,100円

ジャーマンシェパード

22〜40kg

230〜400g

6,900〜12,000円

バーニーズマウンテンドッグ

35〜50kg

350〜500g

10,500〜15,000円

グレートデーン

45〜90kg

450〜900g

13,500〜27,000円

セントバーナード

50〜90kg

500〜900g

15,000〜27,000円

秋田犬

30〜50kg

300〜500g

9,000〜15,000円

※1日のフード量×30日×1kgあたり1,000円(一般的なフードの上限の価格)で計算

超大型犬(グレートデーン、セントバーナードなど)になると、月の食費が2〜3万円に達することもあります。

フードの価格帯による違い

同じゴールデンレトリバー(30kg)でも、フードの種類で食費は大きく変わります。

フードの種類

1kgあたりの価格帯

月額食費の目安

一般的なフード

500〜1,000円

4,500〜9,000円

プレミアムフード

1,500〜3,000円

13,500〜27,000円

療法食(処方食)

2,000〜4,000円

18,000〜36,000円

手作り食

変動大

15,000〜40,000円

大型犬の食費は「フード選び」で大きく変わる

大型犬とお金

食費を考えるうえで最も重要なのが、どのフードを選ぶかです。

安すぎるフードのリスク

食費を抑えたい気持ちはわかりますが、極端に安いフードは注意が必要です。

安すぎるフードのリスク
  • 原材料の品質が低い場合がある
  • 穀物のかさ増しで栄養密度が低い → 結果的に多く食べないと栄養が足りない
  • 長期的に健康に影響し、医療費が高くなる可能性

コストパフォーマンスの良いフードの選び方

ポイント

理由

大袋を購入する

小袋より1kgあたりの単価が安い

栄養密度が高いフードを選ぶ

1回の給与量が少なくて済むため、結果的にコスパが良い

定期購入・まとめ買い割引を活用

10〜20%割引になることも

年齢・体格に合ったフードを選ぶ

無駄な栄養を省き、適切な量で済む

大型犬にありがちな「食費がかさむ理由」

まず「おやつの与えすぎ」による食費の増加が挙げられます。愛犬の喜ぶ顔が見たくてついつい与えすぎてしまい、おやつ代だけで月々3,000円を超えるケースも少なくありません。これは単に費用がかさむだけでなく、カロリーオーバーによる健康リスクにもつながります。

次に、「フードの切り替え失敗」も要注意です。大型犬用のフードは価格が高めなため、愛犬に合わないものを試行錯誤で何種類も買ってしまい、結局食べずに無駄にしてしまうことがあります。無駄な出費を防ぐには、事前にサンプルを利用して愛犬の好みを把握することが大切です。

最後に、「食べ残し(フードの酸化)」によるコストロスです。コストパフォーマンスを重視して大袋のドッグフードを購入した場合、保存方法が適切でないとフードが酸化し、風味が落ちて愛犬がごはんを食べなくなってしまうこともあります。

痩せすぎが気になる場合は、痩せすぎの原因と健康的に体重を増やす方法も参考にしてください。

食費以外にかかる大型犬の費用

飼い主とくっつく大型犬

大型犬を飼うコストは食費だけではありません。全体像を把握しておきましょう。

年間の大型犬にかかる費用目安

年間の大型犬にかかる費用の目安は以下のとおりです。

費用項目

年間コストの目安

食費(フード+おやつ)

120,000〜180,000円

医療費(予防接種・健診)

40,000〜80,000円

トリミング

0〜120,000円(犬種による)

ペット保険

40,000〜80,000円

日用品(シーツ・おもちゃ等)

20,000〜50,000円

合計

約220,000〜510,000円

大型犬は食費だけでなく、医療費やペット用品もサイズに比例して高くなる傾向があります。

手作りおやつでコストを抑えたいなら、犬用ジャーキーの作り方と保存方法も参考になります。

大型犬の食費を賢く抑える5つのコツ

ドッグフード

食費を抑えつつ、愛犬の健康も守るための工夫を紹介します。

1. 大袋でまとめ買いする

大型犬は消費量が多いため、大袋(10kg以上)を購入すると1kgあたりの単価が下がります。ただし、開封後は1ヶ月以内に使い切れる量を目安にしましょう。

2. 定期購入やポイントを活用する

ネット通販の定期購入割引やポイント還元を活用すると、年間で数千円〜1万円以上節約できることがあります。

3. 適正量を守る(与えすぎない)

フードの量はパッケージの給与量を守ることが基本です。「大型犬だから多めに」と自己判断で増やすと、肥満と食費増加の両方を招きます。

4. おやつを手作りする

市販のおやつは割高なことが多いです。ささみを茹でて裂くだけのおやつなら、コストを大幅に抑えられます。

5. 健康を維持して医療費を抑える

良質なフードで愛犬の健康を維持することが、長期的には医療費の節約につながります。

安いフードで体調を崩し、通院代がかかるよりも結果的にお得です。

かさ増しで食費を抑えたい方には、かさ増しダイエットのおすすめ食材とやり方もおすすめです。

大型犬の食費に関するよくある質問

ドッグフードを選ぶ女性

大型犬の食費について、飼い主さんや飼育を検討中の方からよくいただく質問にお答えします。コスト面の不安を解消しておきましょう。

Q. 大型犬を飼う前に、食費以外に何を準備すべきですか?

食費のほかに、大型犬用のクレート・ベッド・首輪・リードなどの初期費用が3〜5万円程度かかります。

また、広い飼育スペースと、大型犬を受け入れてくれる動物病院が近くにあるかも事前に確認しておきましょう。

Q. 手作り食にすると食費は安くなりますか?

一般的には安くなりません。 手作り食は食材の購入コストに加え、栄養バランスの計算やサプリメントの追加が必要になることが多く、かえって高くなる傾向があります。

栄養面の管理も難しいため、手作り食を検討する場合は獣医師や犬の栄養士に相談してください。

Q. シニア犬になると食費は変わりますか?

シニア犬用のフードは、一般的なフードと価格帯はほぼ同等です。ただし、療法食が必要になった場合は食費が1.5〜2倍になることがあります。

シニア期の医療費増加も見据えて、ペット保険や貯蓄で備えておくのがおすすめです。

Q. 2頭飼いすると食費は単純に2倍ですか?

ほぼ2倍になりますが、同じフードを大袋で購入できるため、1頭あたりの単価は少し抑えられる場合があります。

人間の食べ物を分けてよいか気になる方は、犬と一緒に食べられるおやつとは?も確認しておきましょう。

まとめ:大型犬の食費は月1万円〜

本記事では、大型犬の食費について解説しました。ポイントを振り返りましょう。

ポイント💡

・大型犬の月間食費は平均約1万円、年間12〜18万円

・超大型犬は月2〜3万円になることも

・フードの種類(一般食・プレミアム・療法食)で大きく変動する

・大袋購入・定期購入・適正量の管理で食費を抑えられる

・安すぎるフードは長期的に見ると医療費が増えるリスクがある

大型犬との暮らしは食費がかかりますが、それ以上に大きな喜びと癒しを与えてくれます。お迎えする前に、大型犬をむかえるとかかるコストをしっかり把握するようにしてくださいね。


特別な日のごちそうには、犬用ケーキの手作りレシピを用意してあげるのもよいでしょう。

著者

DogLife編集部

DogLife編集部