DogLife Column

犬の体調不良で旅行をキャンセルすべき?症状別の判断基準を徹底解説

犬の体調不良で旅行をキャンセルすべきか悩んでいませんか?出発前の犬の症状別判断基準、キャンセル料の目安をわかりやすく解説します。

2026.06.17公開: 2026年6月17日3 分で読める

犬の体調不良で旅行をキャンセルすべき?症状別の判断基準を徹底解説

犬連れ旅行の出発直前、愛犬の体調が優れない――そんな状況に直面したとき、旅行をキャンセルすべきか、それとも予定通り出発してもいいのか、判断に迷いますよね。

「ドタキャンしたらキャンセル料がかかるし」「もしかしたら大したことないかも」と、さまざまな思いが頭をめぐるのは当然のことです。でも、愛犬の健康は何よりも大切。無理に連れて行って旅先で悪化したら、もっと大変なことになりかねません。

この記事では、犬の体調不良で旅行をキャンセルすべきかどうかの判断基準を症状別にわかりやすく解説します。

旅行をキャンセルすべき犬の症状チェックリスト

ぐったりしている犬

「この症状で旅行に行っても大丈夫?」という判断は難しいものです。ここでは症状別に「キャンセルすべきケース」と「様子見で出発可能なケース」を整理しました。

旅行を中止すべき症状

以下の症状がある場合は、旅行をキャンセルして動物病院を受診することをおすすめします。

旅行を中止すべき犬の症状
  • 嘔吐を繰り返している: 複数回続く場合は体調不良の可能性大
  • 血便・血尿がある: 消化器や泌尿器系の問題が疑われます
  • 下痢が続いている: 特に水様の下痢が半日以上続く場合
  • 食欲がまったくない: 好物のおやつすら口にしない状態
  • ぐったりして動かない: 呼びかけへの反応が鈍い
  • 発熱している: 犬の平熱は38〜39℃。39.5℃以上は発熱の可能性
  • 呼吸が荒い・咳が出る: 呼吸器系のトラブルのサイン
  • 足を引きずっている: ケガや関節の問題
  • 目や耳に異常がある: 充血、大量の目やに、耳を頻繁に掻く

旅行中は普段と違う環境で犬の体調変化に気づきにくくなるため、出発前に少しでも異常があれば無理をしないほうが安全です。

様子見で出発可能な症状

以下の状態であれば、注意が必要ですが旅行に行く判断もできるでしょう。

様子見で出発可能な犬の症状
  • 食欲が落ちているが、食べることはできる
  • 1回だけの軟便(その後は通常に戻った)
  • 少し元気がないが、散歩には喜んで行く
  • 朝の1回だけ嘔吐した
  • 軽い鼻水程度

ただし、「様子見OK」のケースでも旅行中に症状が悪化する可能性はあります。旅先の動物病院の場所を事前に確認してから判断するのがおすすめです。

出発直前のチェックポイント

出発の朝に以下の5つをチェックしてください。

出発直前のチェックポイント
  1. 食欲: いつも通りの量を食べたか
  2. 排泄: おしっこ・うんちの状態は正常か
  3. 元気: いつもの朝と同じようなテンションか
  4. 体温: 明らかに熱くないか(不安なら体温計で測定)
  5. 歩き方: トボトボ・よぼよぼ歩いていないか

飼い主さんのテンションが違うため、犬も普段よりテンションが高いことが多いです。

そのため、明らかに元気がない場合はキャンセルを検討してあげてください。

旅行中に体調を崩した場合の対処法は、犬が旅行中に体調を崩す原因と緊急時の対処法で詳しく解説しています。

キャンセル料の実態

お金

体調不良でのキャンセルが必要になった場合、気になるのがキャンセル料です。

宿泊施設のキャンセルポリシーは事前に確認しておくことはマストですが、ここではキャンセル料の相場や負担を軽減する方法をお伝えします。

一般的なキャンセル料の目安

宿泊施設のキャンセル料は、キャンセルのタイミングによって異なります。一般的な目安は以下の通りです(2026年6月時点)。

キャンセル時期

キャンセル料の目安

7日前まで

無料のところが多い

3〜6日前

宿泊料の20〜30%

前日

宿泊料の50〜80%

当日

宿泊料の80〜100%

無断キャンセル

宿泊料の100%

ペット対応の宿では、犬の体調不良によるキャンセルに理解を示してくれるところも少なくありません。事情を正直に伝えることで、キャンセル料を減額してくれたり、日程変更に応じてくれたりするケースもあります。

キャンセル料の負担を軽減する方法

キャンセル料の負担を減らすためにできることをまとめました。

宿の予約時にできるキャンセル料を軽減する方法
  • キャンセルポリシーを事前に確認してから予約する
  • キャンセル料が発生しないプランを選ぶ(直前予約不可の場合もある)
  • 複数の宿を比較して、キャンセルポリシーが柔軟な宿を選ぶ
旅行保険の活用
  • ペットの体調不良によるキャンセルをカバーする旅行保険の活用
  • クレジットカード付帯の旅行保険が適用できる場合も
  • ペット保険の特約でキャンセル費用が補償されるプランもあるため確認 
宿への連絡
  • キャンセルが決まったらできるだけ早く連絡する
  • 犬の体調不良である事情を説明する
  • 日程変更が可能か相談する

宿へキャンセル連絡をするときのポイント

キャンセルの連絡をする際は、以下のポイントを押さえましょう。

宿へキャンセル連絡をするときのポイント
  • 電話で連絡する
  • 「犬の体調不良のため、やむを得ずキャンセルさせていただきたい」と事情を説明
  • 可能であれば獣医師の診断結果を伝える
  • 「別の日程で改めて予約させていただけますか」と日程変更を打診

キャンセルではなく「犬だけお留守番」という選択肢

お留守番をしている犬

旅行をまるごとキャンセルする以外にも、犬だけお留守番させて飼い主さんだけで行くという選択肢もあります。

もちろん体調が悪い犬を一人にするわけにはいきませんが、状況によっては検討の余地があります。

「犬だけお留守番」が可能なケース

以下の条件が揃っている場合は、犬を信頼できる人に預けて旅行に行くことも選択肢のひとつです。

「犬だけお留守番」が可能なケース
  • 犬の症状が軽度で、安静にしていれば問題ない
  • 信頼できる家族・知人が犬を見てくれる
  • かかりつけの動物病院に預け先の人の連絡先を伝えておける
  • 犬が預け先の人に慣れている

注意が必要なケース

以下のケースでは、犬を預けて旅行に行くのは避けましょう。

犬を預けて旅行に行くのに注意が必要なケース
  • 犬の症状が重く、いつ悪化するかわからない
  • 預け先の人が犬の世話に不慣れ
  • 投薬管理が必要で、預け先の人では対応が難しい
  • 飼い主さん自身が心配で旅行を楽しめないと思われる

事前の準備を整えておきたい方は、犬連れ旅行で迷惑をかけないためのマナーと事前準備も参考にしてください。

犬との旅行(当日キャンセル)に関するよくある質問(FAQ)

ぐったりしている犬

犬連れ旅行をキャンセルすることに関するよくある質問に回答します。

出発当日に犬が1回だけ吐きました。旅行に行っても大丈夫ですか?

1回の嘔吐だけであれば、空腹や食べすぎが原因の場合もあります。嘔吐後に元気があり、水を飲み、下痢がなければ、出発を少し遅らせて様子を見るのもよいでしょう。

ただし、嘔吐物に血が混じっている場合や、嘔吐後にぐったりしている場合はキャンセルして動物病院を受診してください。

判断に迷ったら、かかりつけ医に相談するのが安心です。

キャンセル料を犬の体調不良で免除してもらえることはありますか?

宿泊施設によって対応は異なりますが、獣医師の診断書があれば減額や免除に応じてくれるケースもあります。

特にペット対応を売りにしている宿は、犬の体調不良によるキャンセルに理解がある場合が多いです。

ただし、これは宿側の好意によるものなので、当然の権利として要求するのは避けましょう。事情を丁寧に説明し、日程変更が可能か相談するのがおすすめです。

旅行中に犬の体調が悪くなった場合はどうすればいいですか?

旅行中に犬の体調が悪くなった場合は、まず安静にさせ、症状を観察してください。

嘔吐・下痢・ぐったりなどの症状がある場合は、旅行を切り上げて帰宅するか、旅先の動物病院を受診しましょう。

旅行前に旅先の動物病院の場所と営業時間を調べておくことが大切です。また、かかりつけ医の電話番号をすぐに確認できるようにしておきましょう。

犬の体調不良を理由にした旅行保険はありますか?

近年、ペットの体調不良による旅行キャンセルをカバーする保険商品が増えています。

旅行のキャンセル料を補償してくれるタイプや、旅行中のペットの医療費をカバーするタイプがあります。加入を検討する場合は、補償内容と適用条件をよく確認してください

家族の同意を得るのに悩んでいる方は、犬連れ旅行に家族が反対するときの上手な説得方法も役立ちます。

準備ができたら、宿を探そう

持ち物や心配ごとの準備が整ったら、次は愛犬と泊まれる宿選びです。人気の宿は早めに探しておくと安心です。

愛犬と泊まれる宿を探す

まとめ

犬の体調不良で旅行をキャンセルすることは、飼い主としては勇気のいる判断となります。この記事のポイントを振り返りましょう。

ポイント💡
  • 嘔吐の繰り返し、血便、ぐったりなど重い症状がある場合はキャンセルし動物病院へ
  • 出発前の朝に「食欲・排泄・元気・体温・歩き方」の5項目をチェック
  • キャンセル料は事前に確認し、旅行保険の活用も検討する
  • 宿にはできるだけ早く、丁寧に事情を説明して連絡する
  • キャンセル後は犬の回復を待って、改めて旅行を計画する

愛犬の健康は旅行よりも大切です。

体調が悪い場合には勇気を出してキャンセルする判断も選択肢に入れてくださいね。

実際の失敗例を先に知っておきたい方は、犬連れ旅行の失敗談から学ぶ!注意点と対策10選もあわせてご覧ください。

著者

DogLife編集部

DogLife編集部