犬と旅行するときに移動は何時間が限界?犬種・年齢別の目安とは
犬の旅行で移動時間はどのくらいが適切?犬種・年齢別の目安や休憩の取り方、長時間移動を快適にするコツを解説します。

犬を連れて旅行に行きたいけれど、「何時間まで移動して大丈夫なの?」と不安に感じていませんか?移動時間の限界を知らずに長距離を走ってしまうと、愛犬に大きなストレスや体調不良を引き起こすことがあります。
人間なら多少の疲れは我慢できますが、犬はそうはいきません。車内で鳴き続けたり、ぐったりしたり、到着後に体調を崩してしまうことも。でも、犬種や年齢に合った移動時間を把握して適切に休憩を取れば、遠方への旅行も十分に楽しむことが可能になります。
この記事では、犬の移動時間の目安を犬種・年齢別に詳しくお伝えします。
犬の移動時間の適切な長さは?

犬の移動時間に「これが正解」という一律の答えはありませんが、一般的な目安を知っておくことは大切です。ここでは犬種・年齢ごとの目安をご紹介します。
獣医師が推奨する基本ルール
多くの獣医師が推奨しているのは、以下の基本ルールです。
- 連続して走るのは2時間以内
- 1日の総移動時間は6時間程度が上限
- 休憩時間は15〜20分以上
犬にとって車での移動はただ座っているだけに見えても、振動や音、温度変化などで体力を消耗します。人間が思う以上に疲れていることを理解してあげてくださいね。
犬種別の移動時間の目安
犬種によって体力や耐性が異なるため、目安も変わります。
犬種のタイプ | 連続走行の目安 | 1日の上限目安 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
小型犬(チワワ、トイプードルなど) | 1〜1.5時間 | 4〜5時間 | 体力が少なく疲れやすい |
中型犬(柴犬、コーギーなど) | 1.5〜2時間 | 5〜6時間 | 比較的バランスが良い |
大型犬(ラブラドール、ゴールデンなど) | 2時間 | 5〜7時間 | 体力はあるが車内スペースに注意 |
短頭種(パグ、フレブルなど) | 1時間 | 3〜4時間 | 呼吸器系の負担に特に注意 |
年齢別の移動時間の目安
年齢によっても適切な移動時間は大きく変わります。
子犬(生後6ヶ月〜1歳)
- 連続して運転できる時間:30分〜1時間
- 1日の上限:2〜3時間
- 三半規管が未発達で車酔いしやすく、トイレの間隔も短い
成犬(1〜7歳)
- 連続して運転できる時間:1.5〜2時間
- 1日の上限:5〜6時間
- 最も体力がある時期。慣れれば長距離も可能
シニア犬(7歳以上)
- 連続して運転できる時間:1〜1.5時間
- 1日の上限:3〜4時間
- こまめな休憩が必要になります。

移動手段別の注意点と時間の考え方

車だけでなく、電車や飛行機で犬と移動するケースもありますよね。移動手段によって犬への負担は異なるため、それぞれの注意点を把握しておきましょう。
車移動の場合
犬連れ旅行で最も多い移動手段が車です。
自分のペースで休憩できる
犬のスペースを確保しやすい
荷物を多く積める
注意点
- 車酔いのリスクがある
- 車内温度の管理が重要(夏場は特に注意)
- ドライバーの疲労も考慮が必要
長距離ドライブの場合、高速道路のSA・PAドッグランを活用すると、犬もリフレッシュできて一石二鳥ですよ。
電車移動の場合
電車での犬連れ移動は、鉄道各社の規定に従う必要があります。
- JR各社:キャリーバッグに入れた状態で手回り品として持ち込み可能(有料)
- 犬の体重制限:キャリー含めて10kg以内が一般的
- 混雑時間を避ける:ラッシュ時は犬にも周囲にもストレス
電車移動の場合、1回の乗車時間は2時間以内が目安です。乗り換えの際に外に出してリフレッシュさせるとよいでしょう。
飛行機移動の場合
飛行機は犬にとって最も負担が大きい移動手段です。
- 貨物室での移動が基本(一部の航空会社は機内持ち込み可能)
- 気圧の変化、騒音、温度変化のストレスが大きい
- 短頭種は多くの航空会社で預け入れ不可
飛行機を利用する場合は、事前に獣医師の健康チェックを受けることを強くおすすめします。
長時間移動を快適にする実践的なコツ

移動時間の目安を知った上で、実際にその時間を快適に過ごすための工夫も大切です。
出発前の準備
- 前日は十分な運動をさせる: 体力を適度に使わせておくと、車内でよく眠ります
- 出発2〜3時間前に食事を済ませる: 満腹は車酔いしやすくなります
- お気に入りのブランケットやおもちゃを持参する: 安心できるものを準備しましょう
- トイレを済ませてから出発する: トイレ我慢のストレスを減らしましょう
車内での過ごし方の工夫
- 知育トイやガムなど長持ちするおやつを用意: 退屈させないことも大切
- 音楽をかける: 犬を落ち着くようなものを流してあげるとGood
- エアコンで車内温度を20〜22℃に保つ: 暑すぎず寒すぎない環境
牛皮のロールガムを渡すようにしている飼い主さんも多いです。
休憩の過ごし方
まずは水分補給
リードをつけて15分程度の散歩
草むらや土の上で排泄
体調チェック
宿泊しながらの移動を考える移動時間の目安
片道の移動時間が6時間を超える場合は、途中で1泊することを検討してみてください。
- 移動日と観光日を分ける
- 途中のペット可宿泊施設を利用する
犬にとっても飼い主にとっても安全で快適な旅になるように、移動時間を2日に分けることも検討してみてくださいね。
移動時間を短くするためにできること

長距離移動は犬への負担が大きいため、移動時間を短くするために工夫をしていくことも大切です。
高速道路とSA・PAの組み合わせ
目的地までのルートは、できるだけ高速道路を利用しましょう。
一般道は信号やカーブが多く、犬の車酔いやストレスを悪化させがちです。高速道路なら一定速度で走行できるため、犬のストレスも減る傾向にあります。
犬が車移動を嫌いにならないように、途中のSA・PAでこまめに休憩を入れてあげてくださいね。
渋滞回避のテクニック
週末や連休の高速道路は渋滞が発生しやすく、想定より移動時間が長くなりがちです。
渋滞回避のためにすぐできること
- 出発時刻を早朝(5〜6時)にする
- または平日に旅行する
朝早く出発するのは運転する飼い主さんには少ししんどいことですが、トイレのタイミングを気にしなくてもよいなどの犬と旅行する上でのメリットはとても多いので、できる限り早朝に出発するようにすることをおすすめします。
リアルタイム交通情報(NEXCOやGoogleマップ)を活用し、渋滞時は迂回ルートも調べつつ、犬にとってストレスのない移動を心がげてくださいね。
移動を2日に分けて移動中にも1泊する旅行も視野に
遠方への旅行は、1日で目的地まで移動するのではなく、中継地点で1泊する移動がお勧めです。
例えば東京から京都・大阪まで車で行く場合、名古屋付近で1泊して翌日午前中に目的地着、というプランなら、1日の移動が3〜4時間程度に収まります。
移動のための宿は、駐車場が広くチェックインがスムーズな施設がおすすめです。チェーンホテルのペット可ルームは予約しやすく、急なプラン変更にも対応できます。
犬と旅行するときの移動に関するよくある質問(FAQ)

犬と旅行するときの移動に関するよくある質問について回答します。
犬が車内でずっと寝ているなら長時間移動しても大丈夫ですか?
寝ているように見えても、振動や騒音で深い睡眠は取れていないことが多いです。
また、長時間同じ姿勢でいることも体の負担になります。
犬が寝ていても2時間に1回は休憩を取り、体を動かす機会を作ってあげてください。
途中で犬が嫌がり始めたらどうすればいいですか?
鳴き続ける、震える、よだれが止まらないなどのサインが出たら運転をやめて休憩の時間をとりましょう。
外に出して新鮮な空気を吸わせ、水を飲ませてください。回復しない場合は、その日の移動を止める判断も検討してくださいね。

まとめ
犬の旅行における移動時間の目安は、犬種・年齢・体調によって異なります。記事のポイントを振り返りましょう。
- 連続走行は2時間以内、1日の総移動時間は6時間程度が目安
- 小型犬やシニア犬、短頭種はより短い間隔での休憩が必要
- 休憩では水分補給・散歩・排泄をしっかり行う
- 6時間を超える移動は途中泊も検討する
移動時間の目安を把握しておけば、無理のない旅行計画が立てられます。愛犬の体力と相談しながら、安全で楽しい旅行を計画してくださいね。
著者
DogLife編集部
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