DogLife Column

本ページはプロモーション(広告)が含まれています

犬の耳が臭いときの対処法!耳掃除のコツと頻度も解説

この記事では、犬の耳が臭くなる原因から、お家ですぐにできる対処法、そして意外と知らない「正しい耳掃除のコツと頻度」までを徹底解説します。

2026.02.23公開: 2026年2月23日4 分で読める

犬の耳が臭いときの対処法!耳掃除のコツと頻度も解説

「なんだか最近、愛犬の耳がにおう気がする……」 「耳をクンクンしてみたら、納豆みたいな独特なニオイがする!」

愛犬とスキンシップをとっているときに、ふと気になるのが「耳のニオイ」ですよね。実は、犬の耳のトラブルは動物病院を受診する理由の中でも常に上位に入るほど、多くの飼い主さんが直面する悩みなんです。

トイプードルやチワワといった人気犬種は特に耳の構造上トラブルが起きやすく、放置すると「外耳炎」などの病気が悪化して、ワンちゃんが痛い思いをしてしまうことも。

この記事では、犬の耳が臭くなる原因から、お家ですぐにできる対処法、そして意外と知らない「正しい耳掃除のコツと頻度」までを徹底解説します。

犬の耳が臭いのはなぜ?考えられる主な原因

笑顔の犬

愛犬の耳から漂ってくる独特なニオイ。実はその「におい方」によって、ある程度の原因を推測することができます。まずは、なぜ臭くなってしまうのか、その正体を探ってみましょう。

菌の増殖(マラセチアや細菌)

犬の耳が臭う原因として最も頻繁に見られるのが、菌の過剰な増殖です。

ニオイの種類で原因を特定する
  • 「納豆のようなニオイ」や「脂っこいニオイ」:酵母菌(カビの一種)であるマラセチアの疑い
  • 「ツンとした強いニオイ」:ブドウ球菌などの細菌による感染・増殖の疑い
マラセチアが爆発的に増える原因
  • 耳の中の湿度の健康的な上昇
  • 皮脂の過剰な分泌(菌のエサになるため)
  • ※マラセチア自体は、健康な皮膚にも常に存在する「常在菌」です。

これらは単に不潔だから発生するわけではなく、免疫力の低下やアレルギー、季節の変わり目の湿気などが引き金になることも多いのが特徴です。

外耳炎などの炎症

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」という通り道が炎症を起こしている状態を指します。

炎症が進んでいるサイン
  • 耳の中が赤く腫れている
  • 茶色や黒っぽい耳垢(みみあか)が大量に出ている
注意すべきワンちゃんのサイン
  • しきりに耳を後ろ足で掻いている
  • 頭を激しく振っている
外耳炎が重症化した場合のリスク
  • 耳の皮膚が厚くなって通り道が塞がってしまう
  • 治療に長い時間がかかる
  • ワンちゃんにとって強い痛みや不快感を伴う辛い状態になる

炎症が起きると耳の中の温度が上がり、さらに菌が繁殖しやすい環境になるという悪循環になりやすいため、早期発見・治療が重要です。

耳ダニの寄生

「黒い砂やコーヒーのカスのような耳垢」が出ていて、異常に強いニオイがする場合は耳ダニ(ミミヒゼンダニ)の寄生が疑われます。

耳ダニの特徴とニオイ
  • 耳の中に住み着き、耳垢や体液をエサにして増殖する
  • 耳ダニによる汚れは特有の黒褐色になる
  • 独特の酸っぱいような不快なニオイを放つ
注意すべきワンちゃんの動作
  • 耳を壁にこすりつける
  • 出血するほど激しく掻きむしる
対処法と治療
  • お家での耳掃除だけで解決するのは困難
  • 動物病院での駆虫薬による治療が必須となる

多頭飼いをしている場合は他の子にもうつりやすいため、一刻も早い受診が必要です。

犬種によって耳が臭くなりやすい理由

怯えている犬

実は、耳のニオイ悩みは犬種によっても傾向が分かれます。それぞれの体の特徴を知ることで、より適切なケアが見えてきます。

トイプードル・シュナウザー

トイプードルやミニチュアシュナウザーといった犬種は、耳の中にまで被毛が生えているという特徴があります。この「耳の中の毛」がくせ者で、耳垢が毛に絡まりやすいうえに、耳道の通気性を著しく悪くしてしまいます。

本来なら自然に外へ排出されるべき汚れが耳の奥に留まってしまうため、湿気がこもり、菌が繁殖する絶好のポイントになってしまうのです。また、これらの犬種は皮脂の分泌が盛んな子も多く、脂っぽい耳垢が原因で独特のニオイが発生しやすい傾向にあります。

定期的なトリミングで耳の中の毛を整理し、風通しを良くしてあげることが、ニオイを防ぐための予防策となります。

チワワ・ダックスフンド

チワワやダックスフンドは、耳の通り道である「耳道」が他の犬種に比べて狭い子が多いのが特徴です。

特にチワワは立ち耳の子が多いですが、意外にも耳の付け根が狭いために汚れが奥に溜まりやすいという落とし穴があります。一方、ダックスフンドは立派な垂れ耳を持っており、耳の穴が常に重い耳介で塞がれている状態です。

これにより、耳の中は常にサウナのように蒸れた状態になりやすく、一度菌が増えるとあっという間にニオイが強くなってしまいます。体のサイズが小さいため、耳掃除の際に無理に指を入れると粘膜を傷つけやすいため、より慎重で優しいケアが求められる犬種たちと言えるでしょう。

レトリバー・コッカースパニエル

ゴールデンレトリバーやアメリカンコッカースパニエルなどの大型・中型の垂れ耳犬種は、最も耳のトラブルが起きやすい犬種です

耳そのものが大きく肉厚なため、通気性はほぼゼロに近く、耳の中は常に高温多湿です。さらに、これらの犬種はアレルギー体質の子が多く、外耳炎を繰り返しやすいという側面もあります。

汚れの量も小型犬とは比較にならないほど多くなることがあり、一度ニオイが出始めると部屋中に漂うほど強くなることも珍しくありません。日常的に耳をめくって中をチェックし、乾燥させる時間を意識的に作ってあげるなど、他の犬種以上に手厚いメンテナンスが必要不可欠です。

短頭種など臭いが気になりやすい犬種については、パグが臭い原因と軽減する6つのケア方法で詳しく解説しています。

どんなニオイが危険?チェックすべきポイント

怯えている犬

一口に「臭い」と言っても、状況はさまざま。以下のチェック項目に当てはまる場合は、お家ケアだけで済ませず早めに獣医さんに相談してくださいね。

  • 納豆やチーズのような酸っぱいニオイ:マラセチア増殖の可能性大。
  • 腐敗臭(生臭いニオイ):細菌感染がひどく、膿が出ている可能性があります。
  • 耳の中が真っ赤に腫れている:強い痛みを感じているサインです。
  • 足でしつこく耳を掻く、床に耳をこすりつける:かゆみや違和感が限界に達しています。

犬の耳掃除は「しないほうがいい」って本当?

笑顔の犬

ネットや本で「耳掃除はしないほうがいい」という意見を見て、迷っている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、「健康な耳ならやりすぎ厳禁、でも汚れているなら適切なケアが必要」です。

犬の耳の皮膚は人間よりもずっと薄く、ティッシュや綿棒でゴシゴシ擦ると簡単に傷ついてしまいます。その傷から菌が入って、良かれと思ってやった耳掃除が原因で外耳炎になる……なんて本末転倒なケースも。

お家でできる!犬の耳が臭いときの対処法

耳掃除をしている犬

「少しニオイが気になるかな?」という状況でしたら、まずはお家でケアをして様子を見てみましょう。

1
STEP 01

専用の洗浄液(イヤークリーナー)を使う

2
STEP 02

濡らしたコットンで優しく拭く

3
STEP 03

耳の周りの毛を整える

皮膚や被毛のケアとあわせて、犬のブラッシングやりすぎのリスクと正しい頻度も見直しておくと安心です。

失敗しない耳掃除のコツと正しい手順

家の中にいる犬

では、具体的にどうやって掃除すればいいのか、ワンちゃんが嫌がらない手順を解説します。

準備するもの

  • 犬用イヤークリーナー
  • 清潔なコットン(たっぷり)
  • ご褒美のおやつ

手順

1
STEP 01

洗浄液を「ちょこん」と数滴垂らす

ボトルの先が耳の中に当たらないように浮かせ、冬場はボトルを少し温めてあげると驚かせずに済みます。

2
STEP 02

耳の根元を「クチュクチュ」と優しく揉む

3
STEP 03

ワンちゃんに「プルプル」と頭を振らせる

4
STEP 04

入り口の汚れをコットンで優しく拭き取る

耳の奥をゴシゴシ擦る必要はありません。見える範囲がキレイになれば十分です。

耳掃除の頻度はどのくらいがベスト?

何かを見つめている犬

「毎日きれいにしなきゃ!」と意気込む必要はありません。実は、耳掃除のやりすぎはかえってトラブルの元になることもあるんです。

目安としては、耳の状態が健康な子であれば、月に1〜2回、あるいはシャンプーのついでにチェックする程度で十分です。体質的に少し耳が汚れやすい子の場合は、週に1回くらいのペースで様子を見てあげてください。

お手入れの頻度で迷ったときは、犬の爪切り頻度の目安は月1回も参考にしてみてください。

おすすめの耳用洗浄液(イヤークリーナー)の選び方

犬用製品

市販されている洗浄液はたくさんありますが、選ぶ際のポイントを詳しく見ていきましょう。

アルコールフリーかどうか

イヤークリーナーを選ぶ際に最も重視したいのが、アルコール(エタノール)が含まれていないかどうかです。アルコールは揮発性が高く、耳の中を乾燥させる力が強いのですが、犬のデリケートな耳の粘膜には刺激が強すぎることがあります。

特にすでに赤みがあったり、ニオイが気になったりする状態の耳には、アルコールがしみて激しい痛みを感じさせてしまう可能性が高いのです。一度「耳掃除は痛いものだ」と学習してしまうと、その後二度と耳を触らせてくれなくなることも。

初めて使う場合や、少しでも炎症が疑われる場合は、必ず「ノンアルコール」や「アルコールフリー」と明記された、低刺激なものを選んであげてください。

香料が強すぎないか

私たち人間にとっては、良い香りのクリーナーの方が「掃除した満足感」を得やすいかもしれません。しかし、犬の嗅覚は人間の数千倍から数万倍とも言われています。

耳の穴という鼻に近い場所で、強いフローラルやシトラスの香りが漂うことは、ワンちゃんにとってかなりのストレスになります。また、強い香料はニオイの根本的な原因を隠してしまい、病気のサインである「異臭」に気づくのが遅れる原因にもなりかねません。

できるだけ無香料、あるいは天然由来のほのかな香りのものを選びましょう。清潔になったかどうかは、香りの強さではなく、実際に耳垢が落ちているか、赤みが引いているかで判断するのがおすすめです。

保湿成分が入っているか

「汚れを落とすこと」だけに特化したクリーナーだと、必要な皮脂まで奪い去ってしまい、耳の中がカサカサに乾燥してしまうことがあります。

乾燥はかゆみを引き起こし、ワンちゃんが耳を掻く原因になります。そのため、最近の質の高いイヤークリーナーには、ヒアルロン酸やアロエベラエキスといった保湿成分が配合されているものが増えています。

汚れを浮かせて落としながら、同時にデリケートな皮膚のバリア機能をサポートしてくれるタイプが理想的です。洗浄と保護を同時に行うことで、耳の中の環境が安定し、結果として菌が繁殖しにくい「健康な耳」を保てます。

成分表をチェックして、肌に優しい成分が含まれているか確認してみましょう。

まとめ

犬の耳が臭い時の対処法や耳掃除のコツと頻度を開設しました。ポイントを振り返りましょう。

ポイント💡
  • ニオイの原因は菌の増殖、外耳炎、耳ダニの寄生など
  • トイプードルやダックスなど、耳の構造(タレ耳・毛・狭さ)によってトラブルが起きやすい
  • 耳掃除は「月1〜2回」の適度な頻度で、綿棒を使わずノンアルコール・低刺激の洗浄液を使う
  • 強いニオイ(腐敗臭)や赤み、激しく掻く仕草が見られたら早めに動物病院へ
  • お家ケアの鉄則は「優しく、やりすぎないこと」。無理せずプロ(獣医師・トリマー)に頼るのも大切

「納豆みたいなニオイがするな」「ちょっと耳垢が多いかも」と気づいてあげられるのは、一番近くにいる飼い主さんだけ。

基本のケアは「優しく、適度な頻度で」が鉄則です。もし掃除をしてもすぐにニオイが戻ったり、ワンちゃんが痛がったりする場合は、無理せずプロの手に頼ってくださいね。


体のニオイ全般が気になる方は、犬の口臭を消す方法8選と病院に行く目安もチェックしてみてください。

著者

DogLife編集部

DogLife編集部