23 March.
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犬の口臭を消す方法8選!原因別の自宅ケアと病院に行く目安
犬の口臭を消す方法を原因別に8つ紹介。歯周病・内臓疾患・食事が原因の口臭への自宅ケア、おすすめデンタルグッズ、獣医師に相談すべきタイミングを解説します。

「愛犬の口が臭い……」「顔を近づけると生臭い息が気になる」
犬の口臭に悩んでいる飼い主さんは非常に多く、動物病院への相談理由の上位にも入るほどポピュラーなお悩みです。実は、3歳以上の犬の約80%が何らかの歯周トラブルを抱えているとされており、口臭は愛犬の健康状態を知らせる重要なサインでもあります。
私も愛犬の口臭が急にひどくなったことがきっかけで動物病院を受診し、歯周病が進行していることがわかった経験があります。もっと早くケアを始めていればと後悔したことが、デンタルケアを真剣に取り組むようになったきっかけでした。
この記事では、犬の口臭の原因を徹底的に解説した上で、自宅で今日からできる口臭ケア方法を8つ、わかりやすくご紹介します。また、「この口臭は病院に行くべき?」と迷ったときの判断基準もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
犬の口臭の原因を徹底解説|匂いの種類でわかる健康状態

犬の口臭は大きく分けて3つの原因に分類されます。
原因1:歯周病(最も多い原因)
犬の口臭の原因として最も多いのが歯周病です。犬の口内は人間よりもアルカリ性に傾いているため、歯垢が歯石に変わるスピードが速く、わずか3〜5日で歯石化が始まります。
歯周病の進行ステージ
ステージ | 症状 | 口臭の特徴 |
|---|---|---|
軽度(歯肉炎) | 歯茎の赤み・軽い腫れ | やや生臭い程度 |
中度(歯周炎) | 歯茎からの出血・歯石の蓄積 | 腐敗臭のような不快な臭い |
重度(歯槽膿漏) | 歯のぐらつき・膿の排出 | 強烈な腐敗臭・膿の臭い |
歯周病は放置すると歯が抜けるだけでなく、歯周病菌が血流に入り込んで心臓・腎臓・肝臓などの内臓にも悪影響を及ぼすことがわかっています。口臭は歯周病の初期サインとして非常に重要です。
原因2:内臓疾患からくる口臭
口の中が健康でも、内臓の病気が原因で口臭が発生することがあります。口臭の種類によって、疑われる病気が異なります。
- アンモニア臭:腎臓疾患の可能性。腎臓の機能が低下すると、体内の老廃物が処理しきれず、アンモニア臭が口から出ることがある
- 甘酸っぱい臭い(ケトン臭):糖尿病の可能性。インスリンが不足し、脂肪がエネルギー源として使われる際にケトン体が発生する
- 便のような臭い:腸閉塞や重度の便秘の可能性
- 腐敗臭が食後に強まる:胃腸の炎症や消化不良の可能性
これらの臭いに気づいた場合は、デンタルケアだけでは解決できないため、できるだけ早く獣医師の診察を受けてください。
原因3:食事・生活習慣による口臭
病気ではなくても、食事内容や生活習慣が口臭の原因になることがあります。
- ウェットフード中心の食事:歯に付着しやすく、歯垢の原因に
- 人間の食べ物のおすそ分け:ネギ類や脂肪分の多い食事は口臭を悪化させる
- 水分摂取不足:唾液の分泌が減り、口内の自浄作用が低下する
- おやつの食べかす:歯の隙間に残った食べかすが腐敗臭の原因に
- 食糞:うんちを食べる癖がある場合、当然口が臭くなる
自宅でできる犬の口臭を消す方法8選

ここからは、自宅で実践できる口臭ケア方法を8つご紹介します。すべてを一度に始める必要はありません。愛犬が受け入れやすいものから少しずつ取り入れてみてください。
方法1:歯ブラシで毎日の歯磨き(最も効果的)
歯磨きは犬の口臭対策として最も効果的な方法です。理想的には毎日、最低でも週3〜4回の歯磨きを目指しましょう。
歯磨きのやりかた
- 犬用の歯ブラシと歯磨きペーストを用意する(人間用は使わない)
- まずは口の周りを触ることに慣れさせる(数日〜1週間)
- 歯磨きペーストを指につけて歯茎に塗り、味に慣れさせる
- ガーゼや指サック型歯ブラシで歯の表面を軽くこする
- 慣れてきたらブラシタイプに移行する
- 外側(唇側)を重点的に磨く。奥歯と歯の付け根を念入りに
ポイント
- 嫌がったら無理に続けず、短時間で終わらせる
- 歯磨き後にご褒美を与えて「歯磨き=良いこと」と印象づける
- 45度の角度で歯と歯茎の境目を優しくブラッシングする
やり方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
犬の歯磨きのやり方完全ガイド!嫌がる時の対処法とおすすめグッズ
方法2:デンタルジェル・デンタルスプレーの活用
歯ブラシを嫌がる犬には、デンタルジェルやスプレーが有効です。
使い方
- デンタルジェルは指や歯茎に直接塗り込む
- デンタルスプレーは口の中にシュッと吹きかけるだけ
- 酵素配合タイプは歯垢を分解する効果が期待できる
- 塗り込んだ後に歯磨きをするとさらに効果的
歯ブラシが苦手な犬のファーストステップとして、まずはデンタルジェルから始めるのがおすすめです。
方法3:デンタルガム・デンタルトイの活用
噛むことで物理的に歯垢を除去するデンタルガムやデンタルトイは、犬も楽しみながらケアできるのが魅力です。
選び方のポイント
- 愛犬の体重に合ったサイズを選ぶ(丸飲みできないサイズ)
- 硬すぎないものを選ぶ(歯が食い込む程度の硬さが目安)
- VOHC(獣医口腔衛生委員会)認定マークのある製品が信頼性が高い
- 毎日1本を目安に与える
注意点
デンタルガムだけでは歯磨きの代わりにはなりません。あくまで補助的なケアとして位置づけてください。
方法4:飲み水に混ぜるタイプのデンタルケア
「液体歯磨き」とも呼ばれる、飲み水に混ぜるだけのデンタルケア製品があります。
メリット
- 犬が水を飲むだけで口腔内の細菌を抑制できる
- 歯磨きを嫌がる犬にも使いやすい
- 口臭の即効性を感じやすい
デメリット
- 歯垢の物理的な除去はできない
- 味や匂いを嫌がって水を飲まなくなる犬もいる
- 単独での効果は限定的
飲み水に混ぜるタイプは、他のケア方法との併用で効果を発揮します。
方法5:食事の見直しで口臭を軽減
食事内容を見直すことで、口臭を根本から改善できる場合があります。
食事見直しのポイント
- ドライフード中心に切り替える:噛む動作で歯垢が付きにくくなる
- 消化に良いフードを選ぶ:消化不良による口臭を防ぐ
- プロバイオティクス配合フード:腸内環境を整えることで口臭の原因を減らす
- 人間の食べ物を与えない:特にネギ類、ニンニク、脂肪分の多い食事は厳禁
- フードの保存方法を見直す:酸化したフードは消化不良の原因に
腸内環境の改善が口臭対策に有効であることが近年注目されています。乳酸菌サプリメントの活用も選択肢の一つです。
方法6: ガーゼ・デンタルシートで簡単拭き取り
歯ブラシのステップに進む前の段階として、またはブラシが苦手な犬の代替手段として、ガーゼやデンタルシートが使えます。
使い方
- 清潔なガーゼを指に巻きつける(またはデンタルシートを使用)
- ぬるま湯で湿らせる(デンタルジェルをつけるとさらに効果的)
- 歯の表面を優しく拭き取る
- 特に奥歯の外側と歯茎の境目を丁寧に
ガーゼは犬の口に入れても安全な素材であり、飼い主さんの指の感触が伝わるため、歯ブラシよりも受け入れやすい犬が多いです。
方法7:乳酸菌サプリメントで腸内からケア
腸内環境の乱れは口臭の原因の一つです。腸内の悪玉菌が増えると、発生するガスが血流を通じて口臭として現れることがあります。
乳酸菌サプリメントの選び方
- 犬用に開発された製品を選ぶ
- 生きたまま腸に届くタイプ(生菌タイプ)が効果的
- フードに混ぜやすい粉末タイプが便利
- 継続的に与えることで効果が実感できる(目安は2〜4週間)
腸内ケアは口臭だけでなく、便の状態改善や免疫力向上にもつながるため、総合的な健康管理としておすすめです。
方法8:水分摂取を促す
口の中が乾燥すると唾液の分泌が減り、口内の自浄作用が低下して口臭が悪化します。
水分摂取を促す工夫
- 新鮮な水を常に用意する(1日2回以上の水の交換)
- 水飲み場を複数設置する
- ドライフードにぬるま湯を少し加える
- 食後に水を飲む習慣をつける
- 散歩後にしっかり水分補給をさせる
特に冬場は暖房で室内が乾燥しやすく、犬の水分摂取量が減りがちです。意識的に水分を摂らせるようにしましょう。
獣医師に相談すべき口臭のサイン|こんなときは病院へ

自宅ケアだけでは対応しきれない口臭もあります。「この口臭は病院に行くべき?」と迷ったとき、判断の目安になるサインをまとめましたので参考にしてみてください。
すぐに受診すべきケース
以下のような口臭や症状がある場合は、自宅ケアだけでは解決できない可能性が高いです。早めに獣医師に相談してください。
- 口臭が急激にひどくなった:急性の歯周病や内臓疾患の可能性
- アンモニア臭がする:腎臓疾患のサイン
- 甘酸っぱい臭いがする:糖尿病の可能性
- 口の中に出血や腫れがある:歯周病の進行や口腔内腫瘍の可能性
- 食欲が低下している:口の中の痛みが原因かもしれない
- よだれの量が異常に多い:歯や歯茎の異常
- 片側だけで噛むようになった:歯の痛みや歯の破折の可能性
- 口臭とともに体重減少がある:内臓疾患の可能性
動物病院でのデンタルケアを受けるべきケース
獣医師による専門的なデンタルケアには以下のようなものがあります。
- 歯石除去(スケーリング):全身麻酔下で超音波スケーラーを使用して歯石を除去。費用は犬のサイズや歯の状態により異なるが、2〜5万円程度が目安
- 抜歯:重度の歯周病で保存が難しい歯を抜く処置
- ポリッシング:歯石除去後に歯の表面を研磨し、歯垢の再付着を防ぐ
- 口腔内検査:歯周ポケットの深さ測定やレントゲン撮影で歯の状態を詳しく評価
定期的な歯科検診(年1〜2回)を受けることで、重症化を防ぎ、結果的に治療費を抑えることにもつながります。
犬種別・年齢別の口臭ケアのポイント

口臭トラブルが多い犬種
以下の犬種は、歯並びや口の構造の特徴から歯周病になりやすいとされています。
- 小型犬全般(トイプードル、チワワ、ダックスフンドなど):口が小さく歯が密集しているため歯垢が溜まりやすい
- 短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、シーズーなど):口の構造上、歯並びが乱れやすい
- グレーハウンド系:遺伝的に歯周病になりやすい傾向がある
これらの犬種は、特に念入りなデンタルケアが必要です。
年齢別のケアポイント
- 子犬期(〜1歳):歯磨きに慣れさせる絶好の時期。遊びの延長で口周りを触る練習を
- 成犬期(1〜7歳):毎日の歯磨き習慣を確立する。年1回は歯科検診を
- シニア期(7歳以上):歯周病のリスクが高まる。歯磨きに加え、デンタルジェルやサプリメントも併用。半年に1回の歯科検診が理想
犬の口臭に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 犬の口臭はどのくらいの頻度で歯磨きをすれば改善しますか?
理想的には毎日の歯磨きが効果的です。最低でも週3〜4回は行いたいところです。歯垢は24時間以内に歯の表面に付着し始め、3〜5日で歯石に変わるため、3日に1回以上は歯磨きをすることが推奨されています。ただし、すでに歯石が付いている場合は、歯磨きだけでは除去できないため、獣医師による歯石除去が必要です。
Q2. 犬用の歯磨き粉は人間用でも代用できますか?
絶対に代用しないでください。人間用の歯磨き粉にはキシリトールやフッ素が含まれていることが多く、犬にとって有害です。特にキシリトールは犬に重篤な低血糖を引き起こし、命に関わる場合があります。必ず犬用の歯磨きペーストを使用してください。
Q3. デンタルガムだけで口臭は改善できますか?
デンタルガムだけでは十分な口臭改善は難しいのが現実です。デンタルガムは歯の表面の歯垢除去には一定の効果がありますが、歯と歯茎の境目(歯周ポケット)の歯垢は除去できません。デンタルガムはあくまで歯磨きの補助として位置づけ、歯ブラシやガーゼでのケアと併用することをおすすめします。
Q4. 老犬の口臭がひどいのですが、今からケアを始めても遅くないですか?
遅くはありません。ただし、シニア犬の場合はすでに歯周病が進行している可能性が高いため、まず獣医師に歯の状態を診てもらうことをおすすめします。全身麻酔が必要な歯石除去は高齢になるほどリスクが高まるため、麻酔可能かどうかの判断も含めて獣医師と相談してください。自宅でのケアとしては、デンタルジェルやガーゼでの優しい拭き取りから始めるのが良いでしょう。
Q5. 口臭がする犬に「口臭ケアサプリメント」は効果がありますか?
サプリメントは補助的な効果が期待できます。特に乳酸菌系のサプリメントは腸内環境の改善を通じて口臭軽減に役立つ場合があります。ただし、歯周病が原因の口臭はサプリメントだけでは根本的な解決にはなりません。歯磨きなどの物理的なケアと併用し、必要に応じて獣医師の治療も受けることが大切です。
まとめ
犬の口臭は「たかが匂い」ではなく、愛犬の健康状態を教えてくれる大切なサインです。早めのケアが、愛犬の健康と快適な生活を守ることにつながります。
口臭ケアは、完璧を目指す必要はありません。できることから少しずつ、毎日のルーティンに取り入れていきましょう。
著者
DogLife編集部



