22 March.
大型犬を乗せる車おすすめ12選!SUV・ミニバン・ワゴン徹底比較
大型犬を乗せるのにおすすめの車をSUV・ミニバン・ステーションワゴン別に12車種紹介。車選びのポイント、安全な乗せ方、便利グッズまで大型犬オーナー必見の完全ガイドです。

「大型犬を安全に乗せられる車がほしい」「今の車では愛犬が窮屈そうで買い替えを検討している」
大型犬と暮らす飼い主さんにとって、車選びは切実な問題です。ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなど体重30kg以上の大型犬を乗せるには、十分なラゲッジスペース、乗り降りのしやすさ、車内の快適性など、考慮すべきポイントが多くあります。
この記事では、大型犬を乗せるのに適した車をSUV・ミニバン・ステーションワゴンのタイプ別に12車種ご紹介します。さらに、車選びで見落としがちなポイント、安全な乗せ方、あると便利なカーグッズまで網羅しました。
大型犬を乗せる車選びで重視すべき5つのポイント
車種を紹介する前に、大型犬オーナーが車を選ぶ際に必ず確認すべきポイントを押さえておきましょう。
1. ラゲッジスペースの広さと形状
大型犬を車に乗せる場合、最も重要なのがラゲッジスペースの広さです。
目安となるスペース:
- 体重25〜35kgの大型犬:奥行き80cm以上 × 幅100cm以上
- 体重35kg以上の超大型犬:奥行き100cm以上 × 幅110cm以上
- 多頭飼いの場合:後部座席を倒してフラットにできるか
また、ラゲッジスペースの床面がフラットであることも大切です。タイヤハウスの出っ張りが大きいと、実質的に使えるスペースが狭くなります。
2. 荷室の開口部の高さと幅
大型犬が自分で乗り降りできるかどうかは、開口部の大きさに左右されます。
- リアゲートの開口部が広い車種を選ぶ
- 地面からラゲッジフロアまでの高さ(ロードハイト)が低いほど乗り降りしやすい
- SUVはロードハイトが高いため、スロープが必要になる場合がある
3. 後部座席のアレンジ性
後部座席を倒してラゲッジスペースとつなげられるかどうかも重要なポイントです。
- 後部座席が6:4分割や4:2:4分割で倒せるか
- 座席を倒した際にフラットになるか(段差がないほど犬が快適)
- ミニバンの場合は3列目を収納してスペースを確保できるか
4. エアコンの後席対応
大型犬は体温調節が苦手で、特に夏場は熱中症のリスクが高くなります。
- リアエアコン(後席用エアコン吹き出し口)があるか
- ラゲッジスペースまでエアコンの風が届くか
- 後席の窓が開閉できるか
5. 車内素材の耐久性・掃除のしやすさ
大型犬を乗せると、抜け毛・泥汚れ・よだれは避けられません。
- シート素材は合皮やファブリックの防水タイプが望ましい
- ラゲッジスペースの素材が拭き取りやすいか
- カーペットの取り外しが可能か
【タイプ別】大型犬を乗せるおすすめ車12選
それではいよいよ、大型犬を乗せるのにおすすめの車をタイプ別にご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して、愛犬とのライフスタイルに合った一台を見つけてくださいね。
SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)
SUVはアウトドアとの相性が抜群で、大型犬とアクティブに過ごしたい飼い主さんに人気のタイプです。
1. トヨタ RAV4
ラゲッジ容量は後席使用時で580Lと、大型犬が横になっても十分にくつろげる広さがあります。後部座席を倒すとほぼフラットになるので、愛犬がリラックスして過ごせる空間を作りやすいのが魅力です。4WDモデルなら悪路にもしっかり対応してくれるため、ドッグランや山へのお出かけも安心。ハイブリッドモデルはWLTCモード21.4km/Lと燃費も優秀で、遠出の多い大型犬オーナーにとって家計にやさしい一台です。
ただし、ロードハイトがやや高めなので、シニア犬や関節に不安のある犬にはスロープを併用するのがおすすめです。
2. スバル フォレスター
スバル独自のシンメトリカルAWDによる安定した走行性能が最大の特徴です。雪道やぬかるんだ道でもしっかりグリップしてくれるので、天候を気にせず愛犬とのお出かけを楽しめます。リアゲートの開口部が広く設計されているため、大型犬の乗り降りもスムーズ。ラゲッジ容量は520Lで、後席を倒せばさらに広大なスペースを確保できます。アイサイトによる先進的な安全装備も充実しており、長距離ドライブでも安心感があります。
ラゲッジフロアの高さが約73cmとやや高めなので、大型犬の体格によってはスロープやステップがあると便利です。
3. マツダ CX-8
3列シートSUVならではの広さが魅力で、3列目を倒せば大型犬が伸び伸びと過ごせる広大なラゲッジスペースが出現します。2列目・3列目を両方倒すとほぼフルフラットになるため、多頭飼いや超大型犬にも対応可能です。ディーゼルモデルは力強いトルクでストレスのない走りを実現し、高速道路での合流や坂道でも余裕があります。インテリアの質感が高く、飼い主さん自身も上質なドライブ体験を楽しめる一台です。
2023年末で生産終了となっているため、現在は中古車市場での購入が中心になります。後継モデルのCX-80も大型犬対応としておすすめです。
4. ホンダ ZR-V
後席のリクライニング機構が使いやすく、犬のスペースを柔軟に調整できるのが嬉しいポイントです。e:HEVモデルは走行時の静粛性が非常に高いため、エンジン音に敏感な犬でも落ち着いて過ごしやすいでしょう。ラゲッジの開口部が比較的低めに設計されているので、大型犬が自力で乗り降りしやすいのも大きなメリットです。Honda SENSINGによる先進安全装備も充実しており、日常使いから長距離ドライブまで安心して使える一台になっています。
ただし、超大型犬にはラゲッジスペースがやや足りない場合があるため、購入前にサイズ感を確認しておくことをおすすめします。
ミニバン
家族の人数が多い方や、犬と人間のスペースをしっかり分けたい方にはミニバンがおすすめです。
5. トヨタ ハイエース(バン・ワゴン)
室内空間の広さは他の車種とは比べものにならないほど圧倒的で、超大型犬はもちろん多頭飼いでも余裕を持って乗せることができます。床面がフラットなので犬が移動中も安定した姿勢で過ごしやすく、ストレスを軽減できるのがポイントです。荷室のカスタマイズ性が非常に高いため、クレートの配置や仕切りの設置など、愛犬に合わせた空間づくりが自由自在。実際にペットサロンや犬の送迎でも使われているプロ仕様の信頼性があり、大型犬オーナーの間で根強い人気を誇っています。
ボディサイズが大きいため、狭い駐車場や住宅街での取り回しには注意が必要です。
6. トヨタ アルファード / ヴェルファイア
2列目のスライドドアが電動で大きく開くため、大型犬の乗り降りがとてもスムーズです。3列目のシートを跳ね上げれば広々としたラゲッジスペースが確保でき、大型犬が快適に過ごせる空間が生まれます。後席エアコンが強力なので、暑さに弱い大型犬でも夏場の移動が安心。乗り心地の良さには定評があり、犬にとっても飼い主さんにとっても長距離ドライブが快適になる一台です。
車両価格が高めなのがネックですが、その分の快適性と安心感は十分に得られます。なお、3列目を使用するとラゲッジスペースは狭くなるため、人と犬のスペース配分を考えて選びましょう。
7. ホンダ ステップワゴン
旧モデルに搭載されていた「わくわくゲート」(横開き機能)は狭い駐車場でもリアゲートを開閉できる画期的な機能でした。現行モデルでも3列目シートを床下に格納できる設計になっており、フラットで広いラゲッジスペースを簡単に作ることができます。低床設計のため大型犬の乗り降りがしやすく、足腰に負担をかけにくいのが嬉しいポイントです。家族の送迎にも犬の移動にも活躍するオールラウンダーとして、幅広い層に支持されています。
ラゲッジ単体の容量はSUVに劣る場合があるため、超大型犬の場合は3列目を格納した状態で使うことを前提に考えるとよいでしょう。
8. 日産 セレナ
e-POWERによる静かでスムーズな走行は、音に敏感な犬が落ち着いて過ごすのに最適な環境を作ってくれます。プロパイロット(運転支援機能)を使えば長距離ドライブでの飼い主さんの疲労を大幅に軽減でき、愛犬とのロングトリップもぐっと楽になります。3列目シートを跳ね上げることで広いラゲッジスペースを確保でき、スライドドアの開口幅も広いため犬の出入りがとてもスムーズです。
3列目を跳ね上げた状態だと荷室の高さがやや低くなるため、大型犬のサイズによっては天井との距離感を事前にチェックしておくと安心です。
ステーションワゴン
走行安定性と積載量のバランスが良く、長距離移動が多い方におすすめです。
9. スバル レヴォーグ
ステーションワゴンならではの低いロードハイトが最大のメリットで、大型犬がスロープなしでも楽に乗り降りできます。ラゲッジ容量は561Lとワゴンクラスではトップレベルの広さを誇り、大型犬が余裕を持って横になれるスペースが確保されています。スバル独自のAWDによる安定した走行性能は長距離ドライブでも頼もしく、愛犬との旅行がより安心なものになります。アイサイトXの先進安全装備も搭載されており、高速道路での運転支援が充実しています。
ラゲッジの幅はSUVと比べるとやや狭めなので、超大型犬の場合は後席を倒してスペースを広げる使い方がおすすめです。
10. トヨタ カローラツーリング
手頃な価格帯で維持費も抑えられるのが、大型犬オーナーにとって大きな魅力です。ハイブリッドモデルの燃費性能は非常に優秀で、愛犬との頻繁なお出かけでもガソリン代を気にしすぎる必要がありません。ラゲッジスペースは392Lと中型犬〜大型犬に適したサイズ感で、街乗りから高速道路まで取り回しの良いボディサイズも日常使いにぴったりです。
超大型犬や多頭飼いの場合はスペースが不足する可能性があるため、体重30kg前後までの大型犬に向いている車種といえます。
11. ボルボ V60
ボルボは「犬に優しい車」としてブランド全体で力を入れており、純正のドッグゲート、ラゲッジマット、犬用ハーネスなどのドッグアクセサリーが豊富に展開されています。わざわざ社外品を探し回る必要がなく、車と一体感のあるアクセサリーで愛犬との快適な空間を整えられるのは大きな魅力です。安全性能は世界トップクラスで、万が一の事故時にも愛犬と飼い主さんを守ってくれる安心感があります。上質なインテリアはドライブそのものを楽しくしてくれ、愛犬との特別な時間をより豊かにしてくれます。
輸入車のため、部品代や整備費が国産車より高めになる点は覚悟しておく必要があります。
12. マツダ MAZDA6ワゴン
美しいデザインと走りの良さを高いレベルで両立しており、「見た目にもこだわりたい」という飼い主さんに響く一台です。ディーゼルエンジンの力強いトルクは坂道や高速道路でも余裕のある走りを実現し、愛犬を乗せた状態でも重さを感じさせません。ラゲッジ容量は506Lと大型犬にもしっかり対応でき、後席を倒せばフラットで広々としたスペースを確保できます。
新車の供給状況は変動があるため、購入を検討する際はディーラーに最新の在庫・納期を確認しておきましょう。
大型犬を安全に車に乗せるための注意点
どんなに良い車を選んでも、安全対策が不十分では愛犬を守れません。ここでは、大型犬を車に乗せる際に必ず押さえておきたい安全のポイントを紹介します。
乗車時の安全対策
大型犬を車に乗せる際は、安全対策を必ず行いましょう。
必須の安全装備:
- クレート(ケージ):最も安全な方法。急ブレーキ時に犬が飛び出すのを防ぐ
- ドッグシートベルト:ハーネスに接続して車のシートベルトバックルに固定する
- ドッグガード(ラゲッジバリア):ラゲッジスペースと後部座席の間に設置する柵
- ドライブボックス:中〜大型犬向けの固定式ボックス
道路交通法では、犬が運転の妨げにならないようにすることが義務付けられています。犬をフリーの状態で乗せることは、事故時に犬が凶器になる危険性もあるため、必ず固定方法を確保してください。
乗り降りの安全対策
大型犬、特にシニア犬や関節に問題のある犬は、車への乗り降りで怪我をするリスクがあります。
- ドッグスロープ:地面からラゲッジフロアへの傾斜を緩やかにする
- ドッグステップ:段差を分割して乗り降りの負担を軽減する
- 滑り止めマット:ラゲッジフロアやスロープに敷いて足の滑りを防止
熱中症対策
車内の熱中症は、大型犬にとって命に関わるリスクです。
- エンジンを切った車内に犬を絶対に放置しない
- 夏場は後席エアコンを強めに設定する
- 窓にサンシェードを取り付けて直射日光を防ぐ
- 車内に常に新鮮な水を用意する
- 長距離移動では1〜2時間おきに休憩を取る
大型犬とのドライブに役立つ便利グッズ10選
大型犬とのカーライフをより快適にするためのグッズをご紹介します。
車内保護グッズ
- ラゲッジマット(防水タイプ):抜け毛や泥汚れから車を守る
- 後部座席用カバー(ハンモックタイプ):座席を保護しつつ犬のスペースを確保
- ドアプロテクター:爪傷からドアの内張りを保護
安全グッズ
- ドッグハーネス(車用):衝突テスト済みの製品を選ぶ
- ドッグガード:メッシュタイプと金属タイプがある
- ドッグスロープ:折りたたみ式で収納しやすいものが便利
快適グッズ
- 車載用ウォーターボウル:こぼれにくい設計のもの
- 冷却マット:夏場の車内での体温調節に
- 消臭スプレー(ペット用):車内の匂い対策に
- 粘着ローラー:抜け毛の掃除に。車に1つ常備すると便利
大型犬と乗る車に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 大型犬を車に乗せる場合、後部座席とラゲッジスペースどちらが良いですか?
安全性の観点からは、クレートに入れてラゲッジスペースに乗せるのが最も推奨されます。急ブレーキや事故の際に犬が飛び出すリスクを最小限に抑えられます。後部座席に乗せる場合は、必ずドッグシートベルトで固定してください。
Q2. 軽自動車に大型犬を乗せることは可能ですか?
物理的には不可能ではありませんが、おすすめしません。大型犬には十分なスペースが確保できず、エアコンの効きも不十分なことが多いです。中型犬までなら軽自動車のスーパーハイトワゴン(N-BOXやタントなど)でも対応可能ですが、大型犬には普通車以上をおすすめします。
Q3. 犬が車酔いするのですが、何か対策はありますか?
車酔い対策としては、乗車2〜3時間前から食事を控える、窓を少し開けて換気する、急発進・急ブレーキを避けてスムーズに運転する、短距離の移動から徐々に慣らすなどの方法があります。それでも改善しない場合は、獣医師に酔い止め薬を処方してもらうこともできます。
Q4. 車の購入前に犬と一緒に試乗できますか?
ディーラーの方針によりますが、事前に相談すれば犬連れでの試乗を許可してくれる店舗もあります。難しい場合は、犬のサイズに近いクレートやキャリーバッグを持参して、ラゲッジスペースに収まるか確認する方法もあります。レンタカーでペット可の車種を借りて試してみるのも一つの手です。
Q5. 中古車で大型犬向けの車を探す場合のポイントは?
中古車選びでは、前のオーナーがペットを乗せていたかどうかを確認しましょう。ペットを乗せていた車は匂いが残っている場合がありますが、自分も犬を乗せるなら気にならないかもしれません。走行距離、整備記録はもちろん、ラゲッジスペースの傷や汚れの状態もチェックポイントです。
まとめ
大型犬を乗せる車選びは、愛犬のサイズ、ライフスタイル、予算に合わせて総合的に判断することが大切です。
愛犬との快適なカーライフを実現するために、この記事が車選びの参考になれば幸いです。
著者
DogLife編集部



