26 December.
愛犬が生理中のお出かけはどうする?注意点と対策グッズを徹底解説
愛犬が生理中のお出かけで気をつけることを解説。ヒート期間の散歩やドッグラン利用時のマナー、おすすめのオムツやマナーパンツも紹介します。周囲への配慮と愛犬の体調管理で安心してお出かけしましょう。

愛犬が生理(ヒート)を迎えると、「お出かけしても大丈夫?」「散歩はどうしたらいい?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。
生理中の愛犬は身体的にも精神的にもデリケートな状態。さらに、発情期特有のフェロモンが周囲のオス犬を興奮させてしまうため、いつも以上に配慮が必要になります。
この記事では、愛犬との生理中のお出かけに関するポイントや、快適に過ごすための対策グッズを詳しく解説します。マナーを守りながら愛犬との時間を楽しむためのヒントが見つかるはずです。
愛犬の生理(ヒート)とは?期間や症状を知っておこう
まずは愛犬の生理について基本的な知識を押さえておきましょう。
期間や症状を理解しておくことで、お出かけの判断がしやすくなりますよ。
犬の生理期間と周期はどんな感じ?
犬の生理は、約6〜10ヶ月の周期で年に1〜2回訪れます。出血が見られる期間は約7〜14日程度ですが、個体差が大きいのが特徴です。
初めての生理は、小型犬なら生後6〜7ヶ月頃、大型犬では約1歳位になることも。愛犬がその時期に生理が来なくても、焦る必要はありません。
発情期全体は3〜4週間程度続くことが多く、「発情前期」から「発情期」、その後の「発情休止期」「無発情期」と4つのステージに分かれています。
愛犬の変化
生理中の愛犬には、いくつかの変化が見られることがあります。
陰部が腫れて出血する以外にも、食欲が落ちたり、いつもより元気がなかったり、逆にソワソワと落ち着きがなくなったりすることも。水をたくさん飲むようになる、いつもより寝ていることが増える子もいます。
ただし、これらの変化には個体差があり、いつもと何も変わらず過ごす子もいるんです。愛犬の様子をよく観察して、普段と違うところがないかチェックしてあげましょう。
愛犬が生理中のお出かけで気をつける3つのポイント
生理中のお出かけは、愛犬の体調だけでなく周囲のオス犬への配慮も重要です。トラブルを防ぐために、必ず押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
散歩の時間帯とコースを工夫する
散歩で最も大切なのは、他のオス犬との接触を避けることです。
発情期の愛犬は、オス犬を惹きつける強いフェロモンを出しています。驚くことに、嗅覚の鋭いオス犬は数キロ離れていてもこのフェロモンを感知できるんです。フェロモンを察知したオス犬は、激しく吠えたり、リードを引きちぎるほどの力で近づこうとしたりすることもあります。
そのため、散歩は他の犬に遭遇しにくい早朝や夜遅い時間帯を選びましょう。いつもの散歩コースを変更したり、距離を短めにしたりする工夫も効果的です。
オス犬の飼い主さんを怪我させてしまったり、よその犬を脱走させてしまうなど、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
もし散歩中に他の犬と遭遇しそうになったら、距離を取るか、道を変えて回避しましょう。事前に周囲を見渡しながら歩く習慣をつけておくと安心です。
他のワンちゃんが多くいる場所を避ける
生理中は、ドッグランやドッグカフェなど犬が集まる場所への外出は控えましょう。これは飼い主としての大切なマナーです。
たとえオムツやマナーパンツを着用していても、フェロモンは防げません。ドッグランに発情中のメス犬がいると、オス犬同士が争いを始めてしまうこともあります。
また、愛犬自身も神経質になっている可能性が高いです。普段は穏やかな子でも、この時期は刺激に敏感になりがち。愛犬にとってもストレスになってしまうかもしれません。
ドッグランには生理が終わればまた行けます。飼い主がしっかり判断して、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
愛犬の体調を最優先に考える
生理中は、愛犬の体調を何より最優先に考えてあげましょう。
元気がない、食欲がないといった様子が見られるなら、無理にお出かけする必要はありません。人間と同じように、この時期は憂鬱な気分になる子もいるんです。
ソワソワしていたり不安そうな様子があれば、そっと飼い主が傍にいる時間を増やしてあげることも大切。ただし、過度に構いすぎるとかえってストレスになることもあるので、いつもと変わらない自然体で接するのがベストです。
愛犬が「お出かけしたくない」というサインを出しているなら、その気持ちを尊重してあげてくださいね。
生理中のお出かけを快適にする対策グッズ
生理中のお出かけをサポートしてくれる便利なグッズを活用しましょう。出血対策だけでなく、周囲へのマナーとしても役立ちます。
マナーパンツ・オムツで出血対策
出血量が多い子には、マナーパンツやオムツが心強い味方になります。
自分で血をなめとってしまう子もいますが、家の中や外出先での汚れが気になる場合は着用させると安心です。マナーパンツを履いていれば、他の飼い主さんにも「ヒート中なんだ」と伝わりやすい目印にもなりますよ。
選ぶ際は、通気性の良い素材を選ぶことがポイント。長時間つけっぱなしにすると蒸れや皮膚トラブルの原因になるため、2〜3時間ごとに交換するのが理想的です。
サイズ選びでは、胴回りをメジャーで測って、指1〜2本分のゆとりがあるものを選びましょう。きつすぎると皮膚に負担がかかり、緩すぎると漏れの原因になってしまいます。
ただし、嫌がる子には無理強いは禁物。不快な思いをさせてしまっては本末転倒ですからね。
カフェマットやペットシーツを活用
家の中でも外出先でも、カフェマットやペットシーツを活用すると汚れ防止に役立ちます。
愛犬がお気に入りのソファや椅子がある場合は、もう使わない毛布や洗えるマットを敷いてあげましょう。万が一汚れてしまっても、家具への付着を防げます。
カフェなどに行く際も、撥水加工のカフェマットがあれば安心。洗えるタイプを選べば繰り返し使えて経済的ですし、使い捨てのペットシーツと併用するのも便利ですよ。
わざとではないので、生理の血がついてしまっても愛犬を怒らないであげてくださいね。
愛犬の生理後、お出かけを再開していいのはいつから?
生理中の制限が終わったら、早く愛犬といつも通りのお出かけを楽しみたいですよね。ただし、出血が止まったからといってすぐに再開するのは要注意です。
出血が止まっても油断は禁物
「出血が止まった=発情期が終わった」と思いがちですが、実はそうではありません。
犬の場合、出血が止まった後に排卵が起き、最も妊娠しやすい時期を迎えます。つまり、出血が終わってからが本当の発情期のピークなんです。この時期にオス犬と接触すると、妊娠してしまう可能性が非常に高くなります。
フェロモンもまだ出ている可能性があるため、出血が止まってから1〜2週間は引き続き注意が必要。ドッグランや犬が集まる場所への外出は、もう少し我慢しましょう。
お出かけ再開の目安
通常のお出かけを再開する目安は、生理開始から約3〜4週間後です。
以下のポイントをチェックしてみてください。
- 陰部の腫れが完全に引いている
- 愛犬の行動や食欲が普段通りに戻っている
- ソワソワした様子がなくなっている
- オス犬が近づいても特別な反応を示さない
これらが確認できれば、ドッグランやカフェへのお出かけも再開して大丈夫でしょう。不安な場合は、かかりつけの獣医師に相談すると安心ですよ。
また、次回の生理に備えて、今回の開始日と終了日をカレンダーに記録しておきましょう。愛犬の周期パターンを把握しておくと、次回のお出かけ計画も立てやすくなります。
愛犬の生理中のお出かけについてよくある質問
愛犬の生理中のお出かけについて、よくある質問をまとめました。
犬の生理は何日間続く?
出血が見られる期間は約7〜14日程度ですが、発情期全体では3〜4週間続くこともあります。
大切なのは、出血が止まっても発情期が終わったとは限らないということ。出血後に排卵が起き、交配・妊娠が可能な時期を迎えるため、出血が止まってからも1〜2週間は注意が必要です。
個体差が大きいので、愛犬のパターンを把握しておくと安心ですね。
生理中に元気がないのは普通?
ホルモンバランスの変化により、食欲が落ちたり眠気が増したりすることは珍しくありません。
いつもよりだるそうにしていたり、散歩に行きたがらなかったりする子もいます。数日で落ち着くことが多いですが、症状が長引いたり、嘔吐や下痢が続く場合は獣医師に相談しましょう。
避妊手術をすれば生理はなくなる?
避妊手術を行えば、生理はなくなります。
望まない妊娠を防げるだけでなく、子宮蓄膿症などの生殖器の病気予防にもつながります。手術の時期やメリット・デメリットについては、かかりつけの獣医師とよく相談して判断してくださいね。
生理中に他のオス犬が寄ってくるのはなぜ?
発情期のメス犬が出すフェロモンに、オス犬が本能的に強く反応するためです。
このフェロモンは非常に強力で、数キロ離れていても感知できるほど。散歩中に見知らぬオス犬が急に寄ってくることもあるので、特に周囲に気を配りながら歩きましょう。
生理前に見られる前兆はある?
生理が始まる前には、いくつかの前兆が見られることがあります。
陰部が少し腫れてきたり、いつもより頻繁におしっこをするようになったり、落ち着きがなくなったりする子も。また、オス犬が急に興味を示すようになることもあります。
これらのサインに気づいたら、愛犬の様子をしっかり観察してあげましょう。マナーパンツやペットシーツを準備しておくと、慌てずに対応できますよ。
生理中に愛犬が陰部をなめるのはなぜ?
生理中に愛犬が陰部を頻繁になめるのは、自然な行動です。
出血や分泌物を清潔に保とうとする本能的な行動なので、基本的には心配いりません。ただし、あまりにも執拗になめ続ける場合は、炎症や感染症の可能性もあるため、獣医師に相談することをおすすめします。
マナーパンツを着用していると、なめる行動が減ることもあります。愛犬が気にしすぎているようなら、気を紛らわせるおもちゃを与えたり、一緒に遊んであげたりするのも効果的ですよ。
まとめ|愛犬の生理中は無理せず、マナーを守ってお出かけしよう!
愛犬が生理中のお出かけでは、周囲のオス犬への配慮が最も重要です。
散歩は時間帯やコースを工夫し、ドッグランなど犬が集まる場所は控えるのがマナー。マナーパンツやオムツ、カフェマットなどの対策グッズを活用すれば、より快適に過ごせます。
そして何より大切なのは、愛犬の体調を最優先に考えること。元気がない様子なら、無理にお出かけする必要はありません。
生理期間は一時的なもの。終われば、また愛犬と楽しいお出かけを満喫できます。この時期はマナーを守りながら、愛犬に寄り添った過ごし方を心がけてくださいね。
著者
DogLife編集部