28 December.
愛犬がお出かけ中に吠える原因は?シーン別の対策と解決法を解説
愛犬がお出かけ中に吠えて困っていませんか?車での移動中や散歩中、外出時など、シーン別に吠える原因と具体的な対策を解説。愛犬との快適なお出かけを実現するためのヒントが見つかります。

愛犬とのお出かけは楽しい時間のはずなのに、吠えてしまうと周囲の目が気になったり、愛犬自身も落ち着けなかったりと悩みが増えてしまいますよね。
実は、犬が吠えるのには必ず理由があり、その原因を理解することで対策が見えてきます。
この記事では、お出かけ中に愛犬が吠える主な原因と、シーン別の具体的な対処法を紹介します。
今記事を読んでいる飼い主さんの中には、散歩中に他の犬を見て吠える、車に乗ると吠え続ける、飼い主が出かけようとすると吠えるなど、さまざまな悩みがあるかもしれません。それぞれの状況に合わせた解決策を見つけて、愛犬との快適なお出かけを実現しましょう。
愛犬がお出かけ中に吠える主な原因とは?
「うるさい!」とつい叱りたくなる気持ちもわかりますが、犬にとって吠えることは大切なコミュニケーション手段なんです。
愛犬は言葉を話せない代わりに、吠えることで「怖いよ」「嬉しいよ」「寂しいよ」といった気持ちを伝えようとしています。
お出かけ中に吠える原因としては、警戒心や恐怖心、興奮や嬉しさ、要求、分離不安などが考えられます。まずは愛犬がなぜ吠えているのかを理解することが、対策の第一歩です。
ここからは、それぞれの原因について詳しく解説します。
警戒心や恐怖心から吠える
犬には縄張り意識があり、自分のテリトリーに知らない人や犬が入ってくると、警戒心から吠えてしまうことがあります。
特に、過去に怖い経験をした子は要注意。散歩中に大きな音にびっくりしたり、他の犬に吠えられたりしたトラウマが残っていると、同じ状況で吠えやすくなってしまいます。
子犬の頃に社会化が不足していると、知らない刺激すべてが怖くなり、吠えることで自分を守ろうとするんですね。
興奮や嬉しさで吠える
「遊びたい!」「挨拶したい!」という気持ちが高まりすぎて、興奮から吠えてしまうケースもあります。
このタイプの吠えは、リードをぐいぐい引っ張りながら相手に向かっていく様子が特徴的です。好奇心旺盛でアクティブな子に多く見られます。
悪気はないのですが、テンションが上がりすぎて収拾がつかなくなることも。相手の犬や人間が、他の犬を苦手に感じている場合もあるので、注意が必要です。
要求吠えをしている
飼い主さんに「構ってほしい」「あっちに行きたい」など、何かを要求するために吠えている場合もあります。
これは過去に「吠えたら要求が通った」という経験から学習してしまった結果。うるさいからとすぐに応えてしまうと、どんどん吠えることが強化されてしまいます。
お出かけ先でも、飼い主さんの注意を引きたくて吠え続けることがあるんです。
分離不安が原因の可能性も
飼い主さんと離れることへの極度の不安から吠える「分離不安」の可能性も考えられます。
出かけようとすると激しく吠える、留守番中にずっと吠え続ける、帰宅すると部屋が荒らされているといった症状が見られる場合は要注意です。
震えや落ち着きのなさ、過度のよだれなど、他の症状も併発することが多いので、心当たりがある場合は獣医師やドッグトレーナーに相談してみましょう。
【シーン別】お出かけ中に愛犬が吠えるときの対処法
愛犬が吠える原因がわかったら、次はシーン別に具体的な対策を実践していきましょう。
大切なのは、吠える原因に合わせた適切なアプローチをすること。間違った対処法は、かえって吠えを悪化させてしまうこともあります。
焦らず根気よく取り組むことで、愛犬も飼い主さんもストレスを軽減できますよ。
散歩中に他の犬や人に吠える場合
散歩中に吠えてしまう子には、「吠える前に」飼い主側が対策することもポイントです。
他の犬や人の姿が見えたら、愛犬が吠える前におやつを見せて視線を飼い主さんに向けさせましょう。「お座り」や「伏せ」などの指示を出し、静かにできたらしっかり褒めてあげます。
また、愛犬が吠えずに大人しくしていられる距離を事前に把握するのも大切です。その距離を保ちながら少しずつ慣らしていくと、徐々に他の犬や人への警戒心が和らいでいきます。
どうしても吠えてしまう場合は、散歩コースや時間帯を変更するのも有効な手段。吠える機会を減らすことで、吠え癖が定着するのを防げます。
車での移動中に吠える場合
車内で吠え続ける場合、車酔いや不安が原因になっていることが多いです。
まずは車内環境を快適に整えましょう。換気をしっかり行い、温度管理にも気を配ります。クレートやドライブボックスを使って愛犬専用の安心できる空間を作ってあげると、落ち着きやすくなります。
長時間の移動では、こまめに休憩を取ってトイレや水分補給をさせてあげることも大切です。
車に慣れていない子の場合は、最初は駐車したまま車内で過ごすところから始めて、少しずつドライブの時間を延ばしていくのがおすすめ。「車に乗ると楽しい場所に行ける」と学習させることで、車への抵抗感が減っていきますよ。
飼い主が出かけようとすると吠える場合
飼い主さんが外出しようとすると吠える子には、「出かける前と後で特に大きく変わらない」と覚えてもらうことが重要です。
具体的には、外出時に「行ってきます」と声をかけない、帰宅時も「ただいま」と言わずに静かに家に入ることを心がけましょう。声をかけることで、愛犬は「飼い主さんがいなくなる合図だ」と学習してしまうんです。
また、コングなどの知育玩具を活用するのも効果的。外出前に愛犬の好きなおやつを詰めておき、愛犬が夢中になっている間にサッと出かけます。「飼い主さんが出かける=美味しいものがもらえる」と学習させることで、外出への不安が軽減されます。
日常的に、愛犬がひとりで過ごす時間を少しずつ作っていくことも大切。最初は短時間からでOKなので、クレートやサークルの中でひとりでも穏やかに過ごせるよう練習しましょう。
お出かけ先で興奮して吠え続ける場合
カフェや施設など新しい環境で興奮してしまう場合は、愛犬が落ち着ける場所を確保することが大切です。
カフェマットなど、いつも使っている匂いのついたアイテムがあると、知らない場所でも「ここは自分の場所」と認識できて安心します。おやつやガムを与えて気を紛らわせるのも効果的です。
興奮して吠えているときは、飼い主さんが騒がずに静かに待ちましょう。「吠えても構ってもらえない」と学習させることで、徐々に落ち着けるようになっていきます。
吠えたからといって叱ったり、なだめようと声をかけたりすると、かえって興奮を助長してしまうので注意が必要です。
愛犬がお出かけ中に吠えることについてよくある質問
ここでは、愛犬がお出かけ中に吠える問題について、よくある質問をまとめました。
通行人に吠える犬を散歩させるとき、どうすればいい?
通行人に吠えてしまう場合は、吠える対象を見かけたら事前に回避することが効果的です。方向転換をしたり、おやつを見せて愛犬の視線を飼い主さんに向けさせたりしましょう。
吠えずにいられる距離を保ちながら、「吠えなくても怖いことは起きない」と学習させることが大切です。
相手とすれ違う際には、「すみません、怖がりなんです」と一声かけるだけでも理解してもらえることが多いですよ。繰り返し練習することで、徐々に通行人への警戒心が和らいでいきます。
犬が出かけるとき吠える人と吠えない人がいるのはなぜ?
犬は家族の行動パターンをよく観察しています。特定の人の外出パターンを学習しており、いつも世話をしてくれる人や一緒にいる時間が長い人への依存度が高いと、その人が出かけるときだけ吠える可能性があります。
また、外出する際の準備(着替える、鍵を持つなど)を細かく観察しているため、特定の行動と外出を結びつけて吠えることもあるんです。
家族全員が同じ対応をすることで、特定の人への依存を軽減できます。
家族が動くと吠えるのはどうして?
家族の動きに敏感に反応して吠える場合、外出を察知して警戒しているか、「見張り番」の役割を担っていると思い込んでいる可能性があります。
犬が家族の動きをすべて監視しなければいけないと感じている状態は、実はストレスがかかっているんです。
「飼い主さんがリーダーだから、見張る必要はないよ」と教えてあげることが大切。日頃から飼い主さんがリーダーシップを取り、愛犬が安心して過ごせる環境を作りましょう。
犬が出かけるとき寂しそうにしている場合はどうする?
吠えはしないけれど寂しそうな表情をする場合、分離不安の軽度な兆候かもしれません。
ひとりで過ごす時間を徐々に作り、飼い主さんがいなくても安心できることを教えてあげましょう。最初は短時間から始めて、少しずつ延ばしていくのがコツです。
お気に入りのおもちゃや、飼い主さんの匂いがついた毛布を置いてあげるのも効果的。「ひとりでも大丈夫」という自信をつけさせてあげることが大切です。
まとめ:愛犬が吠える理由を理解して、快適なお出かけを実現しよう
愛犬がお出かけ中に吠えるのには、必ず理由があります。「無駄吠え」と片付けずに、愛犬が何を伝えようとしているのかを理解することが大切です。
警戒心や恐怖心、興奮、要求、分離不安など、原因に合わせた適切な対策を講じることで、吠えは改善できます。焦らず根気よくトレーニングを続けていきましょう。
もし自分だけでは改善が難しいと感じたら、ドッグトレーナーや獣医師に相談するのもおすすめです。専門家の力を借りることで、より効果的な対策が見つかります。
愛犬との信頼関係を築きながら、お互いにストレスのない楽しいお出かけを目指しましょう。愛犬の気持ちに寄り添うことで、きっと快適なお出かけが実現できるはずです。
著者
DogLife編集部