02 January.
寒さに強い犬種はどれ?サイズ別の特徴と冬のお世話ポイント
愛犬との雪遊びを安全に楽しむための完全ガイド。撥水ウェアの選び方、雪玉対策、肉球ケアなど準備から注意点まで詳しく解説。おすすめスポットも紹介します。

「犬は寒さに強い」とよく言われますが、本当にすべてのワンちゃんが寒さに耐えられるのでしょうか?
実は犬種によって寒さへの耐性は大きく異なり、原産地や被毛のタイプ、体のサイズによって冬の過ごし方も変わってきます。
この記事では、寒さに強い犬の特徴や代表的な犬種、冬のお世話で気をつけたいポイントまで詳しく解説します。愛犬が寒さに強いタイプなのか、それとも防寒対策が必要なのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
犬は本当に寒さに強い?耐性が異なる理由

雪が降ると、喜んで遊ぶワンちゃんを見かけることも多いでしょう。
しかし、本当にすべてのワンちゃんが寒さに強いのでしょうか?以下より詳しく解説します。
人間よりも体温が高いため基本的には寒さに強い
犬の平均体温は以下のとおり。
- 小型犬:38.6〜39.2度
- 大型犬:37.5〜38.5度
人間の平熱が36.6〜37.2度ほどなので、犬の方が体温が高いんですね。
体温が高い分、寒さへの耐性も人間より強い傾向があります。そのため冬の散歩でも元気いっぱいに走り回れるワンちゃんが多いんです。
ただし体温が高いからといって、どんな寒さにも耐えられるわけではありません。極端に寒い環境では、犬も体調を崩してしまうことがあるので注意が必要です。
犬種によって寒さへの耐性は大きく異なる
「犬は寒さに強い」というイメージがありますが、すべてのワンちゃんに当てはまるわけではありません。
原産地が寒冷地なのか温暖地なのか、被毛がダブルコートかシングルコートか、体のサイズが大きいか小さいかなど、さまざまな要素によって寒さへの強さは変わってきます。
寒さに強い犬種もいれば、寒さが苦手で防寒対策が必須な犬種もいます。愛犬がどちらのタイプなのかを知っておくことが、冬を快適に過ごすための第一歩ですよ。
【サイズ別】寒さに強い犬種トップ5

ここからは、ペットとしてよく飼われている犬種の中から、寒さに強い代表的な5犬種をご紹介します。
大型犬:シベリアンハスキー

寒さに強い犬種といえば、シベリアンハスキーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
極寒のシベリアが原産で、厚みのあるダブルコートに覆われています。ソリ犬として荷物や人を運ぶ仕事をしてきた歴史があり、体力がとても豊富なんです。
そのため運動量が非常に多く、散歩は1日2回・各1〜2時間ほど必要になります。一緒にアクティブに過ごせる方に向いている犬種ですね。
ただし日本の夏は、シベリアンハスキーにとって暑すぎる環境です。夏場はエアコンで室温管理を徹底してあげることが大切ですよ。
大型犬:ゴールデンレトリバー

イギリス原産のゴールデンレトリバーも、寒さに強い代表的な犬種です。
長い被毛と防水性に優れたダブルコートを持っているので、冬のヨーロッパの寒さにもしっかり対応できます。元々は鳥猟犬として、冷たい水の中でも活動していました。
性格がとても穏やかで飼いやすく、人と一緒に作業することが大好き。盲導犬や介助犬、セラピードッグとして活躍している子も多いんですよ。
運動量が多い犬種なので、アウトドアやドッグスポーツを一緒に楽しむのがおすすめです。
大型犬:秋田犬

東北地方原産の秋田犬は、日本を代表する寒さに強い犬種です。
雪が多く気温が低い東北地方の気候に対応できるよう、長めの被毛が密集して生えているのが特徴。マタギ犬として山での狩猟を手伝っていた歴史があり、寒さの中でも活発に動けるんです。
飼い主への忠誠心が強い反面、他の人を警戒しやすいのが特徴です。子犬の頃からしっかりとしつけをしておくことが大切ですね。
抜け毛がかなり多い犬種なので、毎日のブラッシングは必須。特に換毛期中は念入りにケアしてあげましょう。
中型犬:サモエド

ロシア・シベリア原産のサモエドは、極寒の地で遊牧民のサモエド族と猟・漁・ソリを引く役として、ともに暮らしてきた歴史があります。
サモエドはふわふわの被毛に覆われていて、まるでぬいぐるみのような愛らしさです。
「サモエドスマイル」と呼ばれる、ニコニコと笑っているような表情が最大の魅力。性格もとても温和で人懐っこく、遊び好きなので家族で飼うのにぴったりの犬種です。
ただしもふもふの被毛のお手入れはかなり大変。定期的なブラッシングが欠かせません。
中型犬:柴犬

日本原産の柴犬は、昔から日本の気候に適応してきた犬種です。
寒さだけでなく暑さにも対応できる、バランスの良さが特徴です。四季がはっきりしている日本で暮らしてきたからこそ、どんな季節にも順応できるんですね。
短めのダブルコートで、長毛種に比べると抜け毛ケアが比較的楽なのも嬉しいポイント。日本だけでなく海外からも大人気です。
寒さにも暑さにも強いので、日本で飼いやすい犬種だといえるでしょう。
寒さに弱い犬の特徴と代表的な犬種も知っておこう

寒さに強い犬種がいる一方で、寒さが苦手なワンちゃんも多く、シングルコート(オーバーコートのみ)の犬種は寒さに弱いです。
小型犬は体温が逃げやすく、体高が低いため地面からの冷気を直接感じやすいのも特徴。また子犬やシニア犬は、体温調節機能が未熟だったり衰えていたりするため、どんな犬種でも寒さに弱くなります。
特に、チワワは犬の中でも最も寒さに弱いといわれている犬種です。また、トイプードルはモコモコの被毛に覆われていますが、実は寒さには弱いです。これらの犬種を飼っている方は、冬場の防寒対策をしっかり行ってあげましょう。
寒さに強い犬でも冬は対策が必要!お世話のポイント5つ

寒さに強い犬種だからといって、何も対策しなくていいわけではありません。特に室内飼いの場合や、子犬・シニア犬の場合は注意が必要です。
ここでは、お世話のポイントを5つ紹介します。
室内の温度・湿度を適切に保つ
寒さに強い犬種でも、室内飼いの場合は温度管理がとても重要です。
人間が快適に感じる室温でも、愛犬にとっては寒すぎることがあります。エアコンやペットヒーターを使って、ワンちゃんが過ごしやすい室温を保ってあげましょう。
特に子犬やシニア犬は体温調節が苦手なため、より注意が必要です。ブルブルと震えていたり、体を丸めてじっとしていたりする様子が見られたら、室温を上げてあげてくださいね。
散歩の時間帯を工夫する
冬場の散歩は、できるだけ日中の暖かい時間帯に行くのがおすすめです。
早朝や夜間は気温がぐっと下がるため、寒さに弱い犬種は避けた方が良いでしょう。日差しがある時間帯なら、体も温まりやすいですよね。
散歩から帰ったら、足裏や体が冷えないようタオルで拭いてあげることも大切です。濡れたままにしておくと、体温がどんどん奪われてしまいます。特に雨や雪の日は、念入りに拭いてあげましょう。
暖かいベッドやブランケットを用意する
犬用の暖かいベッドやブランケットを用意してあげると、愛犬が安心して休めます。
湯たんぽやペット用ホットカーペットも効果的です。ただし低温やけどには注意が必要なので、直接肌に触れないようタオルで包むなど工夫してあげてください。
寒がりなワンちゃんなら、ふかふかのクッションやブランケットを重ねてあげると喜びますよ。自分だけの暖かい居場所があると、冬でも快適に過ごせますね。
必要に応じて洋服を着せる
寒さに弱い犬種や小型犬、シニア犬には、洋服を着せてあげるのがおすすめです。
保温性の高い素材を選び、愛犬の体にフィットするサイズを選びましょう。きつすぎても緩すぎても、かえってストレスになってしまいます。
服を嫌がる子もいるので、普段から少しずつ慣らしておくと良いですよ。最初は短時間から始めて、徐々に着用時間を延ばしていくのがコツです。
換毛期のブラッシングをしっかり行う
ダブルコートの犬は、春と秋の換毛期に大量の抜け毛が出ます。
抜け毛を放置すると、新しいアンダーコートがうまく生えてこず、保温機能が低下してしまうんです。こまめなブラッシングで古い毛を取り除いてあげることが大切ですね。
換毛期でなくても、定期的なブラッシングで被毛の状態を整えてあげましょう。ブラッシングは皮膚の血行を促進する効果もあるので、健康管理にも役立ちますよ。
寒さに強い犬についてよくある質問
最後に、寒さに強い犬についてよくある質問をまとめました。
寒さに強い小型犬はいる?
柴犬、ポメラニアン、シーズーなど、ダブルコートを持つ小型犬は比較的寒さに強い傾向があります。
ただし大型犬に比べると、どうしても体温が逃げやすいです。体が小さい分、寒さの影響を受けやすいんですね。
「うちの子はダブルコートだから大丈夫」と過信せず、寒い日はしっかり防寒対策をしてあげる方が安心ですよ。
寒さに強いビーグルは冬でも外飼いできる?
ビーグルはダブルコートで比較的寒さに強い犬種ですが、だからといって外飼いはおすすめしません。
現代では犬の室内飼いが基本になっています。外飼いは寒暖差が激しく、孤独感からストレスを感じることも多いんです。
特に冬の夜間は気温が大きく下がるため、どんなに寒さに強い犬種でも室内で飼うべきです。
世界一寒さに強い犬は?
シベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、サモエドなど、極寒地原産の犬種が該当します。
特にアラスカンマラミュートは、マイナス50度以下という極限の環境でも活動できるほど寒さに強いといわれているんです。想像もつかないような寒さですよね。
ただし「世界一」を断定するのは難しく、どの犬種も非常に寒さに強いことは間違いありません。
まとめ:愛犬の寒さへの耐性を理解して快適な冬を過ごそう
「犬は寒さに強い」というのは、犬種によって大きく異なります。
寒冷地原産であること、ダブルコートを持っていること、体が大きいことという3つの特徴を持つ犬は、寒さに強い傾向があるんですね。代表的な犬種として、シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバー、秋田犬、サモエド、柴犬などを紹介しました。
一方で、チワワやトイプードルなど寒さが苦手な犬種もたくさんいます。寒さに強い犬種でも、子犬やシニア犬の時期、室内飼いの場合は防寒対策が必要です。
愛犬の特徴をしっかり理解して、適切な寒さ対策をしてあげることで快適な冬を過ごせます。これから犬を飼おうと考えている方は、住んでいる地域の気候も考慮して犬種を選ぶと良いでしょう。
著者
DogLife編集部