04 January.
犬の肉球が剥がれる原因は?散歩時に気をつけるべき5つのこと
愛犬の肉球が剥がれる原因と、散歩時に実践すべき5つの予防策、万が一の応急処置を解説。

散歩から帰ってきたら、愛犬の肉球が剥がれていた…そんな経験はありませんか?
肉球は愛犬の体を支える大切な部分ですが、散歩中の地面の温度や摩擦によって、思わぬダメージを受けてしまうことがあります。特に夏の熱いアスファルトや冬の凍った地面は、肉球にとって大きな負担です。
この記事では、肉球が剥がれてしまう原因から、散歩時にできる予防策、万が一のときの応急処置まで詳しく解説します。愛犬の足元を守るために、今日からできるケア方法をチェックしていきましょう。
愛犬の肉球が剥がれる主な原因とは?

肉球は、愛犬の体を支えるクッションの役割を果たしています。厚い角質層で覆われた肉球は、地面からの衝撃を吸収したり、体温調節をしたり、滑り止めとして機能したりと、とても重要な部分なんです。
しかし、この肉球は意外とデリケート。散歩中の環境によっては、簡単にダメージを受けてしまいます。肉球が剥がれる主な原因は、高温のアスファルトによる火傷、冷たい地面での凍傷やひび割れ、長時間の散歩による摩耗などが挙げられます。
また、鋭利な石やガラス片を踏んで傷ついたり、乾燥によるひび割れから剥がれたりすることも。
夏場に多い「火傷による肉球剥がれ」
夏の散歩で最も注意したいのが、地面の熱による火傷です。晴れた日のアスファルトは、驚くことに60度以上にもなることがあります。これは、卵が焼けるほどの高温なんです。
愛犬の肉球がこの高温に触れ続けると、数秒で火傷を起こしてしまいます。目安として、手の甲で地面を5秒以上触れない温度は、愛犬にとっても危険だと考えましょう。
火傷した肉球は赤く腫れ上がり、水ぶくれができることもあります。さらに症状が進むと、皮がめくれて剥がれてしまうんです。特に午前10時から午後4時ごろまでの時間帯は、太陽の日差しが強く地面温度も最も高くなるため、この時間の散歩は避けたほうが安心ですね。
冬場に多い「乾燥・凍傷による肉球剥がれ」
冬の散歩でも、肉球トラブルのリスクは高まります。寒さで肉球が硬くなると、ひび割れが起こりやすくなるんです。人間のかかとがガサガサになるのと同じような状態ですね。
また、雪道や凍結した地面を歩くと、凍傷を起こす可能性もあります。さらに、冬場に道路に撒かれる融雪剤は、肉球にとって刺激となり、炎症や乾燥の原因になってしまいます。
カサカサと乾燥した状態の肉球を放置してしまうと、ひび割れが深くなり、最終的には皮が剥がれてしまうことも。冬場は特に、散歩後の保湿ケアが重要になってきます。
犬用の肉球クリームやワセリンを使って、毎日こまめに保湿してあげることで、乾燥によるトラブルを予防できますよ。
長時間の散歩や激しい運動による摩耗
アスファルトやコンクリートなどの硬い地面での散歩は、肉球に大きな摩擦を与えます。毎日の散歩で少しずつ角質が削られていき、長時間歩いたり激しい運動を続けたりすると、摩耗が進んでしまうんです。
特に、大型犬や活発な犬種は体重が重く運動量も多いため、肉球への負担が大きくなりがちです。ランニングやドッグランでの遊びなど、激しい動きが多い子は特に注意が必要ですね。
徐々に角質が薄くなっていくと、ある日突然皮が剥がれてしまうこともあります。定期的に肉球の状態をチェックして、硬くなりすぎていないか、薄くなっていないかを確認してあげましょう。
散歩中に愛犬の肉球を守る5つの対策

肉球トラブルを防ぐには、散歩時のちょっとした工夫が大切です。ここでは、今日から実践できる5つの対策をご紹介します。
散歩の時間帯を見直す
肉球を守るための第一歩は、散歩の時間帯を見直すことです。夏場は、地面の温度が比較的低い早朝6〜8時か、日が沈んで涼しくなった夕方18時以降がおすすめ。この時間帯なら、アスファルトの熱も和らいでいて安心です。
逆に冬場は、日中の温かい時間帯に散歩するのがベター。朝晩の冷え込みが厳しい時間は、地面が凍結していることもあるので注意が必要ですね。
出かける前には、必ず地面の温度を手で確認する習慣をつけましょう。手の甲で5秒以上触れられない熱さなら、散歩の時間をずらすか、別のルートを選ぶのが賢明です。
散歩コースを工夫する
散歩ルートの選び方も、肉球を守る重要なポイントです。できるだけ芝生や土の道を選んで歩くと、肉球への負担が軽減されます。公園の芝生エリアや河川敷の土手道などは、肉球に優しいコースとしておすすめです。
また、日陰の多いルートを探すのも効果的。木々が生い茂る遊歩道や建物の影になる道なら、夏場でも地面の温度が低く保たれます。
散歩コースには、ガラス片や鋭い小石が落ちていないか注意深く確認しましょう。定期的にコースを変えることで、危険な箇所を避けることもできますし、愛犬にとっても良い刺激になりますよ。
犬用の靴や靴下を活用する
熱や冷たさから肉球を守る最も確実な方法は、犬用の靴や靴下を履かせることです。暑いアスファルトや冷たい地面から、物理的に肉球をガードできます。
ただし、愛犬が靴に慣れていないと、最初は嫌がることも多いです。まずは室内で短時間から慣らし始めて、少しずつ外での使用に移行していきましょう。
サイズ選びはとても重要です。大きすぎるとずれて歩きにくく、小さすぎると締め付けて血行が悪くなってしまいます。愛犬の足にぴったり合ったサイズを選んでくださいね。
散歩前後に肉球ケアをする
散歩前後のケアも、肉球を守るために欠かせません。散歩前には、犬用の保湿クリームやワックスを薄く塗って、肉球を保護してあげましょう。これだけで、地面からのダメージがかなり軽減されます。
散歩後は、ぬるま湯で足を洗って汚れを落とします。砂粒や小石が指の間に挟まっていないか、しっかりチェックしてあげてください。
洗った後は、清潔なタオルでしっかり水分を拭き取ることが大切です。特に指の間は湿気が残りやすく、細菌が繁殖する原因になるので念入りに乾かしましょう。
無理に歩かせない
愛犬が散歩中に突然立ち止まったり、歩くのを嫌がったりする場合は要注意です。これは、肉球に痛みや違和感を感じているサインかもしれません。
そんなときは無理に歩かせず、その場で肉球の状態を確認してあげましょう。熱すぎる地面を歩いていないか、何か刺さっていないか、傷ついていないかをチェックします。
必要に応じて、愛犬を抱っこして安全な場所まで移動してあげてください。特に小型犬なら、飼い主さんが抱えて帰ると安全です。
肉球が剥がれてしまったときの応急処置

万が一、愛犬の肉球が剥がれてしまった場合、まずは落ち着いて適切な処置を行いましょう。
まずは傷の程度を確認
肉球が剥がれたときは、まず傷の程度を見極めることが大切です。軽度の場合は、表面の角質が少し剥がれている程度で、ピンク色の肉は見えていません。
中度になると、ピンク色の柔らかい肉が見えている状態です。この段階では痛みを伴いますが、適切な処置で自宅でもケアできることが多いです。
重度の場合は、出血が止まらない、大きく腫れている、深い傷がある状態を指します。この場合はすぐに動物病院を受診する必要があります。自己判断で処置せず、専門家の診察を受けましょう。
傷の状態を写真に撮っておくと、獣医師に説明するときに役立ちますよ。
自宅でできる応急処置の手順
軽度から中度の肉球剥がれなら、自宅で応急処置ができます。まず、流水で優しく洗浄しましょう。ぬるま湯を使うと、愛犬も驚きにくく処置しやすいです。
次に、清潔なタオルで水分をしっかり拭き取ります。濡れたままだと細菌が繁殖しやすいので、念入りに乾かしてください。
ペット用の消毒液で軽く拭きますが、人間用のアルコール系消毒液は刺激が強すぎるので避けましょう。ペットショップや動物病院で購入できる、犬専用の消毒液を使うのが安心です。
- 清潔なガーゼで傷口を覆い、包帯で固定(包帯は強く巻きすぎないように注意)
- エリザベスカラーや犬用靴下を使って、愛犬が傷を舐めないよう保護
- 出血が止まらない場合は、清潔なガーゼで圧迫止血
- それでも止まらないときは、すぐに動物病院へ連絡
動物病院を受診すべきケース
深い傷があったり、出血が続いたりする場合は、必ず動物病院を受診してください。専門的な処置が必要になることがあります。
腫れや炎症がひどい場合も、感染症を起こしている可能性があるため、獣医師の診察が必要です。抗生物質の投与が必要になるケースもあります。
愛犬の歩き方がおかしい、明らかに痛がっている様子が見られる場合も、早めの受診をおすすめします。痛みが強いと、食欲不振やストレスにつながることも珍しくありません。
肉球が剥がれることについてよくある質問

ここでは、散歩で愛犬の肉球が剥がれることについて、よくある質問をまとめました。
犬の肉球が赤いのは危険?
肉球が赤くなっているのは、炎症や火傷のサインです。いつもと違う色になっていたら、すぐに対処が必要だと考えましょう。
まずは流水やぬるま湯で冷やして、様子を見てください。一時的な熱による赤みなら、冷やすことで数時間以内に改善することもあります。
ただし、数時間経っても赤みが引かない、腫れてきた、痛がる様子が見られる場合は、動物病院を受診してください。火傷の程度が思っているより深刻な可能性があります。
肉球がカサカサしているときの対処法は?
肉球がカサカサしているのは、乾燥が進んでいる状態です。この段階で適切なケアをすれば、ひび割れや剥がれを防ぐことができます。
犬用の保湿クリームやワセリンを使って、毎日保湿ケアを行いましょう。特に散歩後や就寝前に塗ってあげるのが効果的です。
ひび割れる前にケアすることが何より大切です。カサカサの状態を放置すると、亀裂が深くなって痛みを伴うようになり、最終的には皮が剥がれてしまいます。
冬場は特に乾燥しやすいので、念入りに保湿してあげてください。
まとめ:日頃のケアと散歩の工夫で肉球を守ろう!
愛犬の肉球が剥がれる原因は、散歩時の地面の温度や摩擦、乾燥など、環境が大きく関係しています。でも、散歩の時間帯を見直したり、コースを工夫したり、毎日の保湿ケアを心がけたりするだけで、ほとんどのトラブルは予防できるんです。
万が一肉球が剥がれてしまっても、適切な応急処置を行えば回復可能です。傷の程度を見極めて、必要に応じて動物病院を受診しましょう。
日常的な保湿ケアと定期的なチェックを習慣にすることで、愛犬の肉球を健康に保ちやすくなります。しっかり対策して、愛犬との散歩を安全に楽しんでくださいね!
著者
DogLife編集部
