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犬は泣くの?涙を流す理由と愛犬の感情を読み取る方法を解説

犬は悲しいとき涙を流して泣くの?犬が涙を流す本当の理由、感情表現のサイン、涙が多いときに注意すべき病気まで詳しく解説します。

2026.04.05公開: 2026年4月5日3 分で読める

犬は泣くの?涙を流す理由と愛犬の感情を読み取る方法を解説

愛犬の目がウルウルしているのを見て、「もしかして泣いているの?」と思ったことはありませんか?

人間は悲しいときや嬉しいときに涙を流しますが、犬も同じように感情で泣くのでしょうか。結論から言うと、犬は人間のように感情的な理由だけで涙を流すことは基本的にありません。しかし、犬にも豊かな感情があり、さまざまな方法で気持ちを表現しています。

この記事では、犬が涙を流す本当の理由、感情表現のサイン、そして涙が多いときに注意すべき病気について詳しく解説します。

犬は感情で涙を流すの?最新の研究結果

涙を流している犬

「犬は泣かない」と長い間考えられてきましたが、近年の研究で興味深い発見がありました。犬の涙に関する最新の科学的な知見を見ていきましょう。

麻布大学の研究で分かった新事実

2022年に麻布大学の研究チームが発表した研究によると、犬は離れていた飼い主と再会したときに涙の分泌量が増えることが確認されました。これは、犬が感情的な場面で涙を流す可能性を示す世界初の研究として注目を集めました。

つまり、犬も嬉しいときや感情が高ぶったときに涙が出ることがあるのです。

ただし、人間の「泣く」とは違う

この研究結果は画期的ですが、犬の涙と人間の涙には大きな違いがあります。

人間の「泣く」と犬の「泣く」の違い
  • 人間: 悲しみ・喜び・感動など、さまざまな感情で涙を流す
  • 犬: 感情で涙の分泌量が増えることはあるが、頬を伝って涙が流れるほどではない

涙が止まらないなどの異常がある場合は、放置せず早めに動物病院へ連れていきましょう。

犬が涙を流す本当の理由5つ

獣医師に目をチェックしてもらっている犬

犬の目に涙が溜まっている場合、多くは生理的・医学的な原因があります。主な理由を5つ紹介します。

1. 目に異物が入った

ほこり、砂、毛、花粉などの異物が目に入ると、それを洗い流すために涙が出ます。散歩の後や風が強い日に涙が多い場合は、異物が原因かもしれません。

一時的なものであれば心配ありませんが、目をしきりに気にしている場合は確認してあげましょう。

2. アレルギー反応

ハウスダスト、花粉、特定の食物などに対するアレルギーで、目の周りに炎症が起こり涙の量が増えることがあります。

以下の症状が一緒に見られる場合はアレルギーの可能性があります。

アレルギーの可能性がある犬の症状
  • 目の周りが赤い
  • くしゃみや鼻水が出る
  • 体を掻いている
  • 特定の季節に涙が増える

3. 鼻涙管のトラブル(涙やけの原因にも)

犬の涙は通常、鼻涙管という管を通って鼻に排出されます。この管が詰まったり狭くなったりすると、涙が目からあふれ出てしまいます。

これが「涙やけ」の主な原因で、特に以下の犬種はなりやすい傾向があります。

なりやすい犬種

理由

トイプードル、チワワ、ポメラニアン

生まれつき鼻涙管が細い

シーズー、パグ、フレンチブルドッグ

短頭種で目が大きく、眼のトラブルが多い

マルチーズ、ヨークシャーテリア

毛が目に入りやすい

4. 結膜炎・角膜炎などの眼疾患

細菌やウイルスの感染、外傷などによる目の病気でも涙が増えます。

結膜炎・角膜炎などの眼疾患の可能性がある犬の症状
  • 結膜炎: 目が赤く充血し、目やにが増える
  • 角膜炎: 目の表面が傷つき、痛みで涙が出る
  • 眼瞼内反症: まぶたが内側に入り込み、まつ毛が目に当たる

これらの症状が見られたら、早めに獣医師に相談してください。

5. ドライアイ(乾性角結膜炎)

意外に思われるかもしれませんが、ドライアイでも涙が増えることがあります。目が乾燥すると、それを補おうとして反射的に涙が過剰に分泌されるためです。

目がしょぼしょぼしている、目やにが粘り気のある黄色っぽいものに変わった場合は、ドライアイの可能性があります。

感情表現の個体差という点では、利き手も気になるところです。犬にも利き手があるって本当?もあわせてどうぞ。

犬はこうやって感情を伝えている!7つのサイン

飼い主に撫でられてうれしそうな犬

犬は涙ではなく、体全体を使って感情を表現しています。愛犬の気持ちを理解するために、以下のサインを覚えておきましょう。

愛犬の悲しい・寂しいときのサイン

犬が悲しさや寂しさを感じているときには、以下のようなサインを見せることがあります。

愛犬の悲しい・寂しいときのサイン
  • 「クゥーン」「キュンキュン」と鳴く: 甘えたい、寂しいときの代表的な鳴き声
  • 目を合わせない・目をそらす: 落ち込んでいるときに見られる行動
  • しっぽが下がる: 元気がないとき、不安なときの典型的なサイン
  • 食欲が落ちる: 精神的なストレスが食欲に影響することも

愛犬の嬉しい・楽しいときのサイン

一方で、犬が嬉しい・楽しいと感じているときにも、さまざまなサインを見せてくれます。

愛犬の嬉しい・楽しいときのサイン
  • しっぽを大きく振る: 喜びの最もわかりやすい表現
  • 体全体をくねらせる: 興奮して体を左右に揺らす
  • 口元が緩んで「笑顔」になる: 口角が上がり、リラックスした表情になる

愛犬が「泣いている」ように見えるとき、まずはこれらのボディランゲージを観察してみてください。涙ではなく、鳴き声や仕草から愛犬の本当の気持ちが読み取れるはずです。

感情だけでなく体の特徴にも個性があり、犬のつむじの場所と意味とはも面白い発見があります。

愛犬の涙が多いときの対処法

飼い主に顔を触られている犬

愛犬の涙が気になる場合、以下のステップで対応しましょう。

まずは涙の状態をチェック

チェック項目

正常

要注意

涙の色

透明

黄色・緑色の目やに

涙の量

一時的に多い

常に涙があふれている

目の状態

充血なし

赤く充血している

目の周りの毛

変色なし

茶色く変色(涙やけ)

愛犬の様子

気にしていない

しきりに目を掻く・こする

自宅でできる愛犬の涙ケア

愛犬の涙がいつもより多いと気になってしまいますよね。まずは自宅でできる涙ケアを試してみてください。

自宅でできる愛犬の涙ケア
  • 涙をこまめに拭く: 湿らせたコットンやガーゼでやさしく拭き取る(ティッシュは目を傷つける恐れがあるためNG)
  • 目の周りの毛をカット: 毛が目に入らないようにトリミングサロンで相談
  • 部屋を清潔に保つ: ハウスダストを減らすことでアレルギー性の涙を軽減

こんなときは獣医師に相談を

以下の症状がある場合は、自己判断せず獣医師の診察を受けてください。

動物病院を受診したほうがよい犬の涙の症状
  • 涙が止まらず常にあふれている
  • 目やにの色が黄色や緑色に変わった
  • 目が赤く腫れている
  • 目をしきりに掻いたりこすったりしている
  • 片目だけ涙が多い

表情以外の癖では、おやつを隠す行動も見られます。犬がおやつを隠す4つの心理も参考になります。

犬の涙に関するよくある質問

疑問を抱いている犬

Q. 犬が飼い主の前で泣くような声を出すのはなぜですか?

「クゥーン」「キュンキュン」という声は、犬が甘えたい・構ってほしい・不安を感じているときに出す鳴き声です。これは子犬が母犬に助けを求めるときの名残と考えられており、飼い主さんに対する信頼の表れでもあります。

Q. 犬は飼い主が泣いていると分かるのですか?

研究によると、犬は人間の感情を読み取る能力を持っています。飼い主が泣いているとそばに来て寄り添ったり、顔を舐めたりする行動は、飼い主の悲しみを感じ取っている可能性が高いとされています。

Q. 涙やけは放置しても大丈夫ですか?

涙やけ自体は見た目の問題ですが、涙やけの原因となっている疾患を放置するのは危険です。鼻涙管の詰まりや眼疾患が原因の場合、放置すると悪化する可能性があります。涙やけが気になったら、一度獣医師に原因を調べてもらうことをおすすめします。

Q. 老犬になると涙が増えるのは普通ですか?

加齢により涙の排出機能が低下したり、目の疾患にかかりやすくなるため、涙が増えること自体は珍しくありません。ただし、「歳だから仕方ない」と決めつけず、定期的な健康診断で目の状態もチェックしてもらいましょう。

まとめ:犬の涙は感情ではなく、健康のサインかも

犬が涙を流す理由と愛犬の感情を読み取る方法を解説しました。ポイントを振り返りましょう。

ポイント💡
  • 犬は感情で泣かない: 涙がポロポロ流れる場合は、感情ではなく「目の異常・病気」のサイン。
  • 主な原因: ゴミなどの異物、アレルギー、鼻涙管(涙の通り道)の詰まり、結膜炎などの眼疾患。
  • 要受診のサイン: 常に涙があふれている、黄色や緑の目やに、目の充血、しきりに目を掻く。
  • 自宅ケア: 目を傷つけるティッシュは避け、湿らせたコットン等で優しく拭き取る。

犬は基本的に感情で涙を流して泣くことはありませんが、再会時に涙の分泌量が増えるという研究はあります。

もし、涙が止まらない、目やにの色が変わったといった症状が見られた場合は、獣医師に相談してくださいね。

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著者

DogLife編集部

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