18 April.
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犬のしゃっくりのような痙攣は何?逆くしゃみとの見分け方と対処法
犬がしゃっくりのような痙攣をする原因を解説。逆くしゃみ・しゃっくり・てんかんの見分け方、自宅での対処法、病院に行くべきケースを紹介します。

愛犬が突然「ブヒッブヒッ」「フゴッフゴッ」としゃっくりのような痙攣を起こすと、「発作?」「苦しいの?」と慌ててしまいますよね。
この症状の多くは、「逆くしゃみ」と呼ばれるもので、基本的に心配はいりません。しかし、本当のけいれん発作や呼吸困難と見分けられるようにしておくことが大切です。
この記事では、犬のしゃっくりのような痙攣の正体、逆くしゃみとけいれんの見分け方、対処法を詳しく解説します。
犬のしゃっくりのような痙攣の正体は?3つの可能性

犬のしゃっくりのような痙攣の原因は、主に以下の3つが考えられます。
1. 逆くしゃみ(最も多い)
犬のしゃっくりのような痙攣の大半は「逆くしゃみ」です。
通常のくしゃみは息を吐き出す動きですが、逆くしゃみは息を急激に吸い込む動きです。正式には「吸気性の発作性呼吸」と呼ばれます。
逆くしゃみの特徴
「ブヒッブヒッ」「フゴッフゴッ」「ズーズー」と連続した音がする
- 首を伸ばし、口を閉じたまま鼻から激しく空気を吸い込む
- 数秒〜1分程度で自然に止まる
- 終わった後はケロッとして普通に過ごす
- 意識はある(呼びかけに反応する)
2. しゃっくり
人間と同じく、犬もしゃっくりをします。横隔膜のけいれんが原因で、「ヒック」「ピクッ」と体が小刻みに動きます。
しゃっくりの特徴
- 「ヒック」「ピクッ」と規則的にお腹が動く
- 早食い・水の飲みすぎの後に出やすい
- 子犬に多い
- 数分〜30分程度で自然に止まる
3. けいれん発作(注意が必要)
てんかんなどの神経疾患によるけいれんは、逆くしゃみやしゃっくりとはまったく異なります。
けいれん発作の特徴
- 意識がない、または朦朧としている
- 全身がガクガクと激しく震える
- よだれが大量に出る - 失禁することがある
- 横倒しになって動けない
- 数分間続くことがある
逆くしゃみ・しゃっくり・けいれんの見分けチェック表

愛犬の症状がどれに当てはまるか、以下の表で確認しましょう。
チェック項目 | 逆くしゃみ | しゃっくり | けいれん発作 |
|---|---|---|---|
意識 | ある | ある | ない・朦朧 |
姿勢 | 立ったまま | 普通の姿勢 | 横倒し |
音 | ブヒッブヒッ、ズーズー | ヒック | なし、または唸り声 |
動き | 首を伸ばして吸い込む | お腹がピクッと動く | 全身がガクガク |
持続時間 | 数秒〜1分 | 数分〜30分 | 数十秒〜数分 |
終わった後 | ケロッとしている | 普通 | ぐったり、混乱 |
よだれ・失禁 | なし | なし | あることが多い |
緊急度 | 低い | 低い | 高い |
逆くしゃみが起きる原因

逆くしゃみの正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、以下のきっかけで起こることが多いとされています。
よくあるきっかけ
- 興奮したとき
- 食事や水を飲んだとき
- リードを引っ張ったとき(首への刺激)
- ほこりや花粉などの刺激物を吸い込んだとき
- 気温の急な変化
- 鼻やのどへの刺激
逆くしゃみが起きやすい犬
特徴 | 理由 |
|---|---|
小型犬(チワワ、トイプードル、パピヨンなど) | 気道が狭いため起きやすい |
短頭種(パグ、フレンチブルドッグなど) | 鼻腔が短く刺激を受けやすい |
若い犬 | 受容体の感度が高い。成長とともに減少することも |
自宅でできるしゃっくりへの対処法

愛犬に症状が出たとき、飼い主さんがその場でできる対処法を症状別にまとめました。
逆くしゃみが起きたとき
- まず落ち着いて見守る: ほとんどの場合、数秒〜1分で自然に止まります
- のどを優しくさする: 嚥下(飲み込み)反射を促し、症状を早く終わらせる効果があります
- 少量の水を与える: 飲み込む動作が逆くしゃみを止めるきっかけになります
- 鼻先に息をフッと吹きかける: 飲み込み動作を誘発できます
しゃっくりが起きたとき
- 基本的には自然に止まるのを待つ
- 少量の水を飲ませる
- 胸をそっとなでる
- 早食い防止の食器に変えると予防になる
けいれん発作が起きたとき
- 犬の周りの危険物を除ける(ぶつかってケガをしないように)
- 時間を計る(動画を撮ることを推奨)
- 口に手や物を入れない
- 発作が5分以上続く場合は緊急。すぐに動物病院に連絡
病院に行くべきケース

以下の場合は、獣医師に相談してください。
- 逆くしゃみの頻度が急に増えた
- 1回の逆くしゃみが数分以上続く
- 中高齢(7歳以上)で初めて逆くしゃみが出るようになった
- 鼻水や鼻血を伴う
- 呼吸が常に苦しそう
- けいれん発作の疑いがある(意識がない、失禁、全身のガクガク)
特に、今まで逆くしゃみをしたことがない中高齢の犬で症状が現れた場合は、生理的な逆くしゃみではなく病気のサインの可能性があるため、早めの受診をおすすめします。
犬のしゃっくりのような痙攣についてよくある質問

犬のしゃっくりのような痙攣について、飼い主さんからよく寄せられる質問にお答えします。日頃のケアや予防にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
Q. 逆くしゃみは苦しくないのですか?
見た目は苦しそうに見えますが、犬自身は苦しさを感じていないとされています。終わった後にすぐ普通に戻ることからも、深刻な状態ではないことがわかります。
Q. 逆くしゃみを動画に撮って獣医師に見せた方がいいですか?
ぜひ撮影してください。 診察時に症状が出ないことが多いため、動画があると獣医師に状況を正しく伝えることができます。
Q. 逆くしゃみは予防できますか?
完全な予防は難しいですが、以下の対策で頻度を減らせることがあります。
- ハーネスに変える(首輪からの刺激を減らす)
- 部屋のほこりを減らす
- 興奮しすぎないよう落ち着かせる
Q. 子犬のしゃっくりが毎日出ますが大丈夫ですか?
子犬はしゃっくりが出やすく、毎日のように出ても基本的に心配ありません。成長とともに減っていきます。早食い防止の食器を使ったり、食事の回数を増やして1回量を減らしたりすると改善することがあります。
まとめ:多くは「逆くしゃみ」で心配なし
本記事では、犬のしゃっくりのような痙攣について解説しました。ポイントを振り返りましょう。
- しゃっくりのような痙攣の大半は「逆くしゃみ」で、基本的に心配不要
- 意識がある・数秒〜1分で止まる・終わった後は元気なら逆くしゃみの可能性が高い
- 意識がない・全身がガクガク・失禁はけいれん発作のため、すぐに病院へ
- のどをさする・水を飲ませることで早く止まることがある
- 中高齢で初めて出た場合は病気の可能性。獣医師に相談を
基本的には心配する必要はありませんが、手元にスマホがある場合には動画を撮っておくと安心です。
著者
DogLife編集部



