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大型犬との車旅行を快適に!車選び・グッズ・休憩のコツと安全対策

大型犬と車で旅行するときの車選び、クレートやスロープなどのグッズ、休憩の取り方、車酔い・乗降時の注意点を解説。ラブラドールやゴールデンなど大型犬との安全で快適なドライブ旅行に向けて、この記事で準備を整えてください。ドッグラン付きSAやレンタカーの条件も紹介します。

2026.09.01公開: 2026年9月1日5 分で読める

大型犬との車旅行を快適に!車選び・グッズ・休憩のコツと安全対策

大型犬と旅行するなら、車移動が基本ですよね。ただ、大型犬との車旅行は小型犬とはスケール感がまったく違い、準備の仕方も変わってきます。ラブラドール、ゴールデンレトリバー、バーニーズマウンテンドッグ…。大きな体の愛犬を安全に、快適に運ぶには、車の選び方から車載グッズ、休憩の取り方まで、出発前にしっかり計画を立てておきましょう。

体重30kg前後のゴールデンレトリバーやラブラドールを普通車の後部座席に乗せると、どうしても窮屈になり、犬のストレスにつながります。SUVやステーションワゴンなどラゲッジスペースが広い車種なら、大型犬がのびのびと横になれるので、移動中のストレスをぐっと減らせます。

この記事では、大型犬との車旅行を快適にするための車の選び方、おすすめグッズ、長距離ドライブの休憩の取り方、安全対策を詳しく解説します。

大型犬の車旅行に適した車の特徴

大型犬と飼い主

大型犬と車で旅行するなら、まず見直したいのが車そのものです。すでに車をお持ちの方も、次の車選びの参考にしてみてくださいね。

車に求められるスペック

条件

理由

ラゲッジスペースが広い

大型犬が横になれるスペースが必要

開口部が低い

犬の乗り降りの負担を軽減できる

フラットなラゲッジ

クレートやマットを安定して置ける

エアコンが後部まで効く

大型犬は体が大きく熱がこもりやすい

汚れに強い内装

毛・よだれ・泥汚れは避けられない

具体的な車種としては、トヨタ RAV4、スバル フォレスター、日産 エクストレイル、トヨタ アルファード、日産 セレナなどが大型犬オーナーに人気です。ラゲッジ容量が500L前後あり、後席を倒したときに愛犬が体を伸ばして横になれる長さがあれば、中〜大型犬もゆったり過ごせます。車種ごとの荷室サイズや特徴は大型犬を乗せる車おすすめ12選で比較しているので、あわせて参考にしてください。

おすすめの車タイプ

SUV・クロスオーバー: ラゲッジスペースが広く、アウトドアにも強い。

ミニバン: 3列目を倒せば広いスペースを確保できる。家族+大型犬の旅行向き。

ステーションワゴン: 荷室が長く、開口部も低い車種が多い。

SUVは車高が高い分、大型犬の乗り降りに負担がかかりやすいので、スロープの併用がおすすめです。ミニバンは室内空間が広く、家族4人+大型犬1〜2頭の旅行にも対応できます。ステーションワゴンは荷室に奥行きがあり、大型犬の体長にゆとりを持って収まります。

後部座席とラゲッジスペース、どちらに乗せる?

大型犬は後部座席よりもラゲッジスペース(荷室)に乗せる飼い主さんが多い印象です。それぞれのメリット・デメリットを比べてみましょう。

場所

メリット

デメリット

ラゲッジスペース

広い、汚れる範囲を限定しやすい

飼い主との距離がある

後部座席

飼い主のそばで安心しやすい

スペースが狭い、シートが汚れる

ラゲッジスペースと後部座席を仕切るペットガードを使うと、安全性と動線の両方を確保できます。後部座席に乗せる場合は、シートにフィットする防水カバーを敷いておくと汚れ対策になりますよ。

大型犬の車旅行に必要なグッズ

大型犬

安全対策グッズ

大型犬ならではの車載グッズを紹介します。安全性と快適さの両方を確保できる組み合わせを考えてみてください。

大型犬との車旅行で使える安全対策グッズ
  • 大型犬用クレート:最も安全な移動方法。急ブレーキ時に犬が飛び出すのを防ぐ。犬が立って向きを変えられるサイズを選ぶ
  • 犬用シートベルト(ハーネス固定):クレートが入らない車の代替手段。衝突試験済みの製品を選ぶ
  • ラゲッジ用ペットガード:ラゲッジスペースと後部座席の間に設置する仕切り。犬が前に飛び出すのを防ぐ

大型犬用クレートは、Petmate社の「バリケンネル」シリーズが定番です。クレートが車に収まらない場合は、衝突試験済みの犬用シートベルトを選びましょう。米国の非営利試験機関Center for Pet Safety(CPS)の認証を受けているハーネスは、Sleepypod社の「ClickIt」シリーズです。

なお、犬を車内でフリーにしたり運転者の膝に乗せたりする行為は、道路交通法第55条第2項(運転者の視野やハンドル操作を妨げる乗車の禁止)に抵触するおそれがあります。安全面だけでなく法律面でも、クレートかハーネスでの固定が基本です。

快適グッズ

大型犬との車旅行で以下のようなグッズを準備することで、飼い主も愛犬も快適に旅行を楽しめます。

大型犬との車旅行で使える快適グッズ
  • 車用防水シート・ラゲッジマット:汚れ・毛・よだれから車を守る。丸洗いできるものがおすすめ
  • スロープ(乗降用):大型犬の関節への負担を減らす。シニア犬には特に重要
  • 冷却マット:体の大きな犬は熱がこもりやすいので、夏場は特に重要
  • ポータブル水飲み(大容量):大型犬は飲む量が多いので、小型犬用では足りない
  • タオル・ブランケット(大判):大型犬サイズの敷物を。使い慣れたものなら安心感にも

ラゲッジマットは、ホームセンターやペット用品店で防水・撥水加工されたタイプを選ぶと清掃が簡単です。スロープはPetSafe(Solvit)などのブランドが代表的で、耐荷重が愛犬の体重を余裕で上回るモデルを選んでください。

車の汚れ対策

大型犬の毛量・よだれ量は小型犬の比ではありません。

大型犬との車旅行で使える車の汚れ対策
  • ラゲッジスペースに防水マットを敷く
  • ドアの内側にも保護シートを貼る(爪による傷防止)
  • 大型の粘着クリーナーを常備する
  • 車載用のハンディクリーナーがあると便利

長毛の大型犬(ゴールデンレトリバー、バーニーズマウンテンドッグ等)は換毛期に大量の毛が抜けるので、ペット用アタッチメント付きのコードレスクリーナーがあると便利です。短毛種でもよだれや泥汚れはつくので、車載用ウェットティッシュも常備しておきましょう。

必要なグッズをサイズ別に確認するなら、サイズ別の車用お出かけグッズガイドも参考にしてください。

大型犬との長距離ドライブの方法

大型犬と車

大型犬との長距離ドライブで体調を崩さないためには、休憩の取り方と体調管理がカギになります。小型犬以上にこまめなケアを心がけてください。

休憩のタイミングと過ごし方

基本ルール:1〜2時間ごとに10〜15分の休憩

大型犬は体が大きい分、長時間同じ姿勢でいると関節に負担がかかります。

休憩時にやること

休憩時には、愛犬の負担を減らすために以下のことを行うと、快適に過ごせます。

大型犬との車旅行での休憩時にやること
  • リードをつけて車外に出す
  • 排泄を済ませる
  • 水分補給をする
  • 軽く歩いて体をほぐす(5〜10分)
  • 排泄物を処理する

おすすめの休憩場所

大型犬との車旅行では以下のような場所でリフレッシュをすることで愛犬も過ごしやすくなります。

大型犬との車旅行でのおすすめの休憩場所
  • ドッグラン付きのSA・PA
  • 広い芝生がある公園
  • ペット対応のドライブイン

ドッグラン付きのSAとしては、東名高速道路のEXPASA足柄(上下線)、新東名高速道路のNEOPASA浜松、中央自動車道の双葉SA(上り線側)、関越自動車道の高坂SA、東北自動車道の那須高原SA(下り線)などがあります。施設によっては小型犬用と中・大型犬用にエリアが分かれているので、大型犬を思い切り走らせたいなら事前に公式サイトで区分を確認してくださいね。路線別の詳細は高速道路SA・PAのドッグラン情報まとめにまとめています。

大型犬が車酔いしたときの対処

大型犬の車酔いは嘔吐量も多く、車内の片付けも大変です。

予防策

まずは車酔いを防ぐための予防をすることが重要です。

大型犬の車酔いの予防策
  • 出発の2〜3時間前までに食事を済ませる
  • 窓を少し開けて換気する
  • 急なカーブ・加速・ブレーキを避ける
  • 心配な場合は獣医師に酔い止めを相談する

車酔いしたときの対処

万が一車酔いしたときは以下のような方法で対処しましょう。

大型犬が車酔いしたときの対処法
  • 安全な場所に停車する
  • 犬を車外に出して新鮮な空気を吸わせる
  • 嘔吐物を処理する(大判タオルとビニール袋を常備)
  • 水を少量飲ませて30分程度休憩する

犬用の酔い止め薬は動物病院で処方してもらえます。体重に応じた用量や投与のタイミングは獣医師の指示に従ってください。詳しい予防法は犬の車酔い対策でも解説しています。

クレートを嫌がる場合は、車のクレートを嫌がるときの対策を先に試しておくと長距離移動も安心です。

大型犬の乗降時の注意点

大型犬と家族

大型犬ならではの「乗り降り」の問題は、飼い主さんの腰にも犬の関節にも影響します。

スロープの活用

スロープ選びのポイント

体重20kg以上の犬を毎回抱えて乗せるのは、飼い主さんの腰に大きな負担です。犬用スロープを使えば、犬が自分で歩いて乗り降りできます。

スロープ選びのポイント
  • 耐荷重を確認する(犬の体重+余裕を持って)
  • 滑り止め加工がされているもの
  • 折りたたみ式なら収納も楽
  • 幅は犬が安心して歩ける広さ

スロープは長いほど勾配が緩やかになり、犬の負担が減ります。最初は犬がスロープを怖がりやすいので、出発前に家で練習して慣らしておきましょう。おやつで誘導しながら少しずつ上らせる練習を毎日続けると、徐々に抵抗なく乗り降りできるようになりますよ。

シニアの大型犬は特に注意

シニア犬は関節が弱くなっているので、高い位置からのジャンプは避けましょう。

シニアの大型犬の乗降時の注意点
  • スロープまたはステップを使う
  • 下りるときは特に注意(着地の衝撃が大きい)
  • 滑りやすい路面の上で乗降させない

大型犬は小型犬より老化が早く、6〜8歳ごろからシニア期に入るとされています。関節炎などの関節トラブルも増える時期なので、乗り降りの回数はできるだけ減らし、関節に不安がある場合はかかりつけの獣医師に相談してください。

大型犬の車旅行で押さえたい目的地選び

大型犬

大型犬と車旅行を計画するなら、宿や立ち寄りスポットの「使いやすさ」も重視してください。駐車場の広さ、犬を降ろしやすい動線、ドッグランの有無など、大型犬ならではのチェックポイントがあります。

駐車場が広い・宿の前で犬を降ろせる宿

大型犬は車から降りるときにスペースが必要です。狭い駐車場だと隣の車に犬がぶつかったり、急な動きで他の宿泊客を驚かせたりすることもあります。

宿選びでは、駐車場の広さや、玄関前に一時停車して犬を降ろせるかを事前に確認しておきましょう。一棟貸しの戸建てコテージタイプは、専用駐車場が玄関前にある物件が多く、大型犬と相性のよい選択肢です。予約前に宿へ電話して、駐車場の様子や大型犬の受け入れ条件を聞いておくと安心ですよ。

ドッグラン併設の宿で運動量を確保

大型犬は運動量が必要な犬種が多く、長時間の移動で体が固まった後はストレスも溜まりがちです。チェックイン後すぐに走り回れるドッグラン併設の宿を選べば、ドライブの疲れを発散できます。

ドッグランの広さに加えて、素材(天然芝、人工芝、土)も確認しておきましょう。大型犬の足腰への負担を考えると、選べるなら芝生タイプがおすすめです。関東エリアの候補は大型犬と泊まれる宿【関東】ドッグラン付きおすすめ7選で紹介しています。

周辺の散歩コースとドッグカフェ

宿だけでなく、周辺に大型犬連れで散歩できるコースがあるかも確認しておきましょう。住宅街の狭い歩道は大型犬連れだとすれ違いに気を使うので、公園や湖畔の遊歩道など広いコースのほうが快適です。

大型犬OKのドッグカフェやテラス席のある飲食店があれば、食事も愛犬と一緒に楽しめます。高原リゾート地は犬連れ向けの施設が多いエリアなので、候補地に入れてみてください。Googleマップで「大型犬OK ドッグカフェ」と検索したり、犬連れ向け情報サイトで大型犬対応の店舗を探したりすると、エリアごとに使えるお店が見えてきます。

休憩先にカフェを選ぶなら、お出かけ用カフェマットの選び方を用意しておくと過ごしやすくなります。

大型犬の車旅行に関するよくある質問(FAQ)

大型犬

大型犬をレンタカーに乗せることはできますか?

大手レンタカー会社のペット同乗サービスは、大型犬にはハードルが高いのが実情です。ペット同乗料そのものは1回550円〜2,200円と高くありませんが、ニッポンレンタカー・オリックスレンタカー・日産レンタカー・トヨタレンタカーはそろって「70×90×75cm以内のケージに入る、体重10kg程度まで」が条件で、体重10kgを超える犬は標準ルールでは対象外です。乗せられるとしても、大型のケージがラゲッジに収まる車を店舗が個別に認めてくれる場合に限られます。タイムズカーシェアなどのカーシェアは、補助犬を除きペットの同乗自体が禁止です。大型犬の場合はネット予約で完結させず、電話で「犬種・体重・ケージの外寸」を伝えて確認してください。会社ごとの条件はペット可レンタカーの料金比較と大型犬OKの探し方で詳しく比較しています。

大型犬はクレートに入れなくても大丈夫ですか?

安全面ではクレートが理想ですが、大型犬用のクレートは大きく、車に収まらない場合もあります。その場合は、衝突試験済みの犬用シートベルト(ハーネス固定式)とラゲッジ用ペットガードの組み合わせが代替策です。フリーの状態で乗せるのは事故時に危険なうえ、道路交通法に抵触するおそれもあるので避けてください。

2頭以上の大型犬と旅行する場合はどうすればいいですか?

ミニバンやワンボックスカーが向いています。2列目と3列目をフラットにして広いスペースを確保するか、3列目を犬用、2列目を人間用にするなどのレイアウトを検討してください。それぞれの犬のスペースを仕切っておくと安心です。車内の温度管理も課題になるので、リアエアコンが後部まで届く車種を選びましょう。

バイクでの移動と比較したい方は、犬とバイクの法律・安全対策もあわせてご覧ください。

大型犬の車旅行で避けたいトラブルと対策

大型犬との車旅行では、小型犬以上にトラブル時の影響が大きくなります。事前にリスクを把握して備えておきましょう。

車内での粗相・嘔吐の対処

大型犬の粗相や嘔吐は量が多く、車内が大変な状態になることもあります。出発前に排泄を済ませる、出発の2〜3時間前までに食事を終える。これだけでもリスクを大きく下げられます。

それでも起きた場合に備えて、防水シート、消臭スプレー、大判タオル、汚物処理用のビニール袋を常備しましょう。走行ルート上の動物病院も事前に調べておくと、嘔吐や下痢が止まらないときにすぐ対応できます。大判の防水シーツを犬の下に敷いておけば、万一の粗相も最小限の被害で済みますよ。

急な体調変化のサイン

大型犬は普段と違う環境でストレスを抱えていることがあります。車内で過剰なパンティング、よだれの多量分泌、震え、嘔吐などのサインがあれば、すぐに安全な場所に停車して様子を見ましょう。

シニアの大型犬は特に体調変化が急に出やすいので、車内の温度・湿度を常に気にかけてください。長距離移動の前日は犬を十分に休ませる、過度な運動を避けるなど、出発前のコンディション調整で当日の負担を抑えられます。心臓病や関節疾患のあるシニア大型犬は、長距離移動の前にかかりつけの獣医師に相談し、移動できるか確認しましょう。

高速道路の渋滞対策

週末や連休の高速道路は渋滞が頻発し、大型犬にとっては長時間の閉所拘束になります。出発前に渋滞情報をチェックし、可能なら平日や早朝に出発しましょう。渋滞が予想される時間帯は、無理に走らずSAで休憩する選択も検討してください。

万が一の故障やバッテリー上がりに備えて、ロードサービスと動物病院の連絡先も控えておきましょう。JAF個人会員は入会金2,000円+年会費4,000円で、バッテリー上がりの応急始動もロードサービスに含まれます。

移動の準備ができたら、次は宿選び

移動の準備が整ったら、愛犬と一緒に泊まれる宿を探してみませんか。

愛犬と泊まれる宿を探す

まとめ

大型犬との車旅行は、適切な準備をすれば愛犬にとっても飼い主さんにとっても楽しい時間になります。

ポイント💡
  • 車はラゲッジスペースが広い車種を選ぶ。SUV・ミニバン・ステーションワゴンが向いている
  • 安全対策はクレート、またはハーネス固定+ペットガード
  • スロープで大型犬の関節と飼い主さんの腰を守る
  • 1〜2時間ごとに休憩。水分補給と排泄をこまめに
  • 防水マット・大判タオル・大容量水飲みなど、大型犬サイズのグッズをそろえる

車のドアを開けた瞬間、嬉しそうにしっぽを振って飛び乗ってくる大型犬の姿は、旅の楽しみのひとつですよね。まずは近場のドライブで、休憩の間隔やグッズの使い勝手を確かめてみてくださいね。

飛行機での移動が難しい犬種の場合は、飛行機に乗れない犬種と代替手段のように車旅行を選ぶのも一つの方法です。

著者

DogLife編集部

DogLife編集部