20 April.
犬に「バーン」の教え方!死んだふりを覚えさせる5ステップ
犬の人気芸「バーン(死んだふり)」の教え方を5ステップで解説。必要な前提トリック、成功のコツ、うまくいかない時の対処法も紹介します。

飼い主さんが手で「バーン!」とピストルの形を作ると、犬がパタッと倒れて死んだふりをする——SNSでも大人気のこのトリック、「うちの子にもやってみたい!」と思ったことはありませんか?
一見難しそうに見えますが、実は基本のトレーニングができていれば、意外と簡単に教えられます。
この記事では、犬に「バーン」を教える手順、成功のコツ、うまくいかないときの対処法を詳しく解説します。
「バーン」を教える前に必要な準備
「バーン」を教える前に、必要な前提トリックと用意するものを確認しておきましょう。
前提条件:基本トリックができていること
「バーン」はいくつかの動作を組み合わせた応用トリックです。以下の基本ができていることが前提になります。
前提トリック | 重要度 | 理由 |
|---|---|---|
オスワリ | ★★★ | スタートの姿勢 |
フセ | ★★★ | バーンの途中動作 |
ゴロン(横になる) | ★★☆ | できると教えやすい(なくても可) |
もしフセがまだできない場合は、先にフセを教えてからバーンに進みましょう。
用意するもの
- 愛犬の大好きなおやつ(小さく切ったもの)
- 練習場所(気が散らない静かなところがおすすめ)
- 褒める声と笑顔
- 1回の練習は5〜10分以内
「バーン」の教え方【5ステップ】
ステップ1: フセの姿勢をとらせる
まず「フセ」の指示で伏せの姿勢をとらせます。
ステップ2: おやつで横に倒れるよう誘導する
- おやつを手に持ち、犬の鼻先に近づける
- そのまま犬の肩のあたりを通って、背中側へゆっくり移動させる
- 犬がおやつを追って体をひねり、横に倒れるのを待つ
- 体が横になった瞬間に「いいこ!」と褒めておやつをあげる
ポイント
最初は完全に横にならなくてもOK。体がほんの少しでも傾いたら褒めましょう。「少しでもできたら褒める」を繰り返すことで、犬は「横になればいいんだ」と理解していきます。
ステップ3: 横になった状態をキープさせる
横になることができるようになったら、次はそのまま動かずにキープする練習です。
- 犬が横になったら、すぐにおやつをあげずに1〜2秒待つ
- じっとしていたら褒めておやつ
- 徐々にキープ時間を3秒→5秒→10秒と延ばす
犬が途中で起き上がったら、最初からやり直します。叱る必要はありません。
ステップ4: 「バーン」の合図を追加する
動作が安定してきたら、手と声の合図を追加します。
- ピストルの形に手を構える(人差し指を犬に向ける)
- 「バーン!」と声をかける
- おやつで横に誘導する
- 横になったら褒めておやつ
これを繰り返すうちに、犬は「バーン!+ピストルの手」→「横になる」と関連づけて覚えます。
ステップ5: おやつの誘導を減らしていく
最終段階では、おやつで誘導しなくても合図だけでできるように仕上げます。
- 「バーン!」の合図+手の動きだけ(おやつは持たない)
- 犬が横になったら、ポケットからおやつを出して褒める
- 徐々におやつの頻度を減らし、褒め言葉だけでもできるようにする
成功のための5つのコツ
1. 「できた」のハードルを低くする
最初から完璧を求めないでください。体が少し傾いただけでも大成功として褒めましょう。
2. 練習は短時間・高頻度で
犬の集中力は短いため、1回の練習は5〜10分程度に。
短い時間で1日に2〜3回練習するのがおすすめです。
3. 楽しい雰囲気を大切にする
トリックは犬と飼い主が楽しむためのものです。うまくいかなくてもイライラせず、笑顔で楽しく。
4. 得意な方向を見つける
犬にも横になりやすい方向(右側・左側)があります。得意な方向から教えると成功しやすくなります。
5. 練習場所を変える
家で完璧にできるようになったら、庭や公園など別の場所でも練習してみましょう。どんな場所でもできるようになれば、バーンの完成です。
うまくいかないときの対処法
問題 | 対処法 |
|---|---|
フセからまったく動かない | おやつの香りが強いものに変える。鼻先にしっかり近づけてゆっくり誘導 |
横にならず立ち上がってしまう | フセの姿勢が不安定。フセの練習を強化してから再挑戦 |
片側にしか倒れない | 得意な方向で完成させてからでOK |
すぐに起き上がってしまう | キープ時間を短くして、「じっとしている=おやつ」の関連を強化 |
おやつなしだとやらない | おやつの頻度を徐々に減らす(毎回→2回に1回→3回に1回) |
興奮して集中できない | 散歩の後など、少し疲れた状態で練習する |
「バーン」の応用トリック
バーンができるようになったら、以下の応用にも挑戦してみましょう。
死んだふり(プレイデッド)
バーンの姿勢を長時間キープするバージョンです。「バーン!」で倒れた後、飼い主が「よし!」と言うまで動かないようにします。
連続バーン
「バーン!」で倒れて、「起きて!」で起き上がり、またすぐ「バーン!」で倒れる——という連続技。
テンポよくできるとSNS映えもいいですよ。
遠隔バーン
離れた場所から手の合図だけで「バーン」をするバージョン。まず近距離で完璧にしてから、少しずつ距離を離していきます。
バーンに関するよくある質問
Q. バーンを覚えるまでどのくらいかかりますか?
犬によって個体差がありますが、1〜2週間の練習で大まかにできる犬が多いです。完璧にできるようになるには1ヶ月程度かかることもあります。
Q. 老犬にもバーンを教えられますか?
教えること自体は可能ですが、関節に問題がある犬には負担になることも。横になる動作が痛そうであれば無理をさせずに。
Q. 子犬は何ヶ月から教えられますか?
基本の「オスワリ」「フセ」ができるようになる生後5〜6ヶ月頃からチャレンジできますが、子犬は集中力が短いので、1回の練習は3分程度にしてあげてくださいね。
Q. どうしてもうまくいきません。向き不向きはありますか?
犬にも個性があり、横になることに抵抗がある犬もいます。無理強いせず、他のトリック(ハイタッチ、スピンなど)を先に教えて自信をつけさせてから再挑戦するのもおすすめです。
まとめ
本記事では、犬に「バーン」を教える方法について解説しました。ポイントを振り返りましょう。
- 前提として「オスワリ」「フセ」ができていること
- おやつで横に誘導 → キープ → 合図を追加 → おやつを減らす、の5ステップ
- 最初は「少しでも体が傾いたら褒める」からスタート
- 1回5〜10分の短時間練習を1日2〜3回が理想
- 楽しい雰囲気で練習することが1番大切
「バーン」は愛犬と飼い主のコミュニケーションを深める楽しいトリックです。完成したときの達成感は格別ですよ。ぜひ楽しみながら挑戦してみてくださいね。
著者
DogLife編集部


