17 March.
犬用ジャーキーの作り方と保存方法・日持ちの目安
この記事では、電子レンジやオーブン、フードドライヤーなどを使ったさまざまな作り方を紹介します。さらに、気になる保存方法や日持ちの目安、そして手作りだからこそ気をつけたい注意点まで解説します。

愛犬の喜ぶ顔が見たくて、ついついおやつをあげすぎてしまう飼い主さんは多いですよね。でも、市販のおやつは添加物が気になったり、意外と高価だったりすることも。
そんな時におすすめなのが、手作りの犬用ジャーキーです。
実は、ジャーキー作りは驚くほどシンプル。材料はお肉だけで、味付けも一切不要です。キッチンにある家電を使って、誰でも簡単にお店クオリティのジャーキーが作れます。
この記事では、電子レンジやオーブン、フードドライヤーなどを使ったさまざまな作り方を紹介します。さらに、気になる保存方法や日持ちの目安、そして手作りだからこそ気をつけたい注意点まで解説します。
犬用ジャーキーを手作りするメリット
おやつを手作りすることには、実はたくさんのメリットがあります。まずは、なぜ手作りが選ばれているのか、その理由を見ていきましょう。
無添加で安心・安全
市販のジャーキーの中には、保存料や着色料、香料、そして食いつきを良くするための塩分や糖分が含まれているものがあります。人間にとっては少量でも、体の小さな犬にとっては負担になることも。手作りなら材料はお肉だけ。余計なものを一切入れない、究極のナチュラルおやつが作れます。
アレルギー対策ができる
特定の食材にアレルギーがあるワンちゃんでも、手作りなら安心です。鶏ささみ、胸肉、牛肉、砂肝、マグロなど、その子が食べられる食材を自由に選べます。定番の鶏ささみはもちろん、鶏肉に敏感な子なら牛肉や馬肉、お魚派の子ならマグロやカツオなど、その子の体質に合わせて自由にチョイス。砂肝やレバーなど、市販では珍しい部位を使って食感の変化を楽しむことも可能です。愛犬の反応を見ながら、その子にとっての「世界一安全で美味しいおやつ」をオーダーメイド感覚で作ってあげられます。
コストパフォーマンスが良い
スーパーの特売日に鶏胸肉やささみをまとめ買いすれば、市販品の半額以下のコストで大量のジャーキーが作れます。特に多頭飼いのご家庭や、おやつを催促する食いしん坊なワンちゃんがいる場合、この差は家計にとって大きなメリットになります。浮いたお金で、たまには奮発して高級な和牛の赤身を使ってあげるなんてことも、手作りなら気軽に楽しめます。
作る前に知っておきたい!手作りジャーキーの注意点
楽しいおやつ作りですが、愛犬の健康に関わる大切な注意点があります。ここを間違えると、良かれと思って作ったおやつが逆効果になってしまうこともあるので、しっかりチェックしてくださいね。
味付けは絶対NG
人間用のジャーキーには塩や胡椒、醤油などが使われていますが、犬用には一切不要です。犬は塩分を排出する能力が人間ほど高くありません。お肉そのものの旨味だけで、ワンちゃんにとっては十分すぎるほどのご馳走です。
生焼けは厳禁
お肉にはカンピロバクターやサルモネラ菌などの細菌が潜んでいる可能性があります。中心部までしっかり加熱して乾燥させることが、安全なジャーキー作りの鉄則です。
食べすぎと喉詰まりに注意
ジャーキーは水分が抜けて凝縮されている分、意外とカロリーが高いです。また、乾燥して硬くなっているため、丸飲みしてしまうと喉を傷つけたり詰まらせたりする危険があります。愛犬の体の大きさに合わせて、ハサミで小さくカットしてあげるなどの配慮を忘れないでください。
ビーフジャーキーにまつわる噂について
ネット上で「ビーフジャーキーで犬が死亡した」という不穏な検索ワードを見かけることがあります。これは主に、過去に海外産の特定のジャーキーで健康被害が出た事例や、人間用のジャーキー(香辛料やネギ類のエキスが含まれているもの)を誤食してしまったケースが混同されていることが多いようです。
新鮮な牛肉を使い、正しく加熱・乾燥させた手作りジャーキーであれば、過度に心配する必要はありません。ただし、肥満や持病がある場合は、与える前に獣医さんに相談するのがベストです。
準備するものと下処理のやり方
まずは基本の準備から始めましょう。
おすすめの材料
- 鶏ささみ(脂身が少なく、最もポピュラー)
- 鶏胸肉(皮を除けばヘルシーで経済的)
- 牛もも肉(赤身の部分を使用)
- 砂肝(コリコリした食感で人気)
- マグロやカツオ(お魚派のワンちゃんに)
下処理の手順
- お肉の脂身や皮を丁寧に取り除く(酸化や下痢の原因になります)。
- キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る。
- 繊維に沿って、3〜5ミリ程度の厚さにスライスする。
- 厚すぎると乾燥に時間がかかり、生焼けの原因になります。
- 半解凍の状態で切ると、薄く綺麗にスライスしやすいですよ。
調理器具別の作り方
ご家庭にある道具に合わせて、最適な方法を選んでください。
電子レンジで作る方法(時短派におすすめ)
一番手軽なのが電子レンジです。ただし、焦げやすいのでこまめなチェックが必要です。
- 耐熱皿にクッキングシートを敷き、重ならないようにお肉を並べる。
- ラップをせずに、600Wで2〜3分加熱する。
- 一度取り出し、お肉を裏返す。キッチンペーパーで出てきた水分を拭き取る。
- 様子を見ながら、さらに1〜2分ずつ加熱を繰り返す。
- お肉の水分が抜け、硬くなったら完成。
レンジは加熱ムラができやすいため、最後はカリッとするまで秒単位で調整するのがコツです。
オーブンで作る方法(大量に作りたい時)
一度にたくさん作りたい場合は、オーブンが最も効率的です。
- 天板にクッキングシートを敷き、お肉を並べる。
- 140〜150度程度の低温で、30分〜40分ほどじっくり焼く。
- 一度取り出して裏返し、さらに20〜30分ほど焼く。
- お肉がポキッと折れるくらい乾燥していればOK。
高温で一気に焼くと表面だけ焦げて中が半生になるので、低温で水分を飛ばすイメージで焼きましょう。
フードドライヤーで作る方法(仕上がり重視)
最近人気のフードドライヤー(食品乾燥機)。スイッチを入れたら放っておくだけで、プロ級の仕上がりになります。
- トレイにお肉を並べる。
- 70度(お肉の除菌ができる温度)に設定し、6時間〜10時間ほど乾燥させる。
- 完全に水分が抜ければ完成。
時間はかかりますが、火を使わないので安心ですし、ムラなく均一に仕上がるのが最大のメリットです。
トースターで作る方法
トースターでも作れますが、火力が強いためアルミホイルを活用するのがポイントです。
- アルミホイルを軽く丸めてから広げ(お肉がくっつきにくくなります)、その上にお肉を並べる。
- 1000Wで5分ほど加熱し、一度取り出して水分を拭き取る。
- 焦げそうな場合は上にアルミホイルを被せ、さらに加熱と放置を繰り返して乾燥させる。
トースターは目を離すと一瞬で真っ黒になるので、つきっきりで見守ってあげてください。
天日干しで作る方法
昔ながらの天日干しは、太陽の恵みで旨味が凝縮されます。
- 干し網にお肉を並べる。
- 風通しの良い直射日光の当たる場所で、1日〜3日ほど干す。
- 仕上げにオーブンやレンジで加熱して殺菌する。
ただし、湿度が高い時期や夏場は腐敗の危険があるため、避けたほうが無難です。冬場の乾燥した晴天の日が狙い目です。また、虫やカラス対策も忘れずに。
保存方法と日持ちの目安
手作りジャーキーには保存料が入っていないため、市販品ほど長くは持ちません。せっかく作ったおやつを無駄にしないよう、正しく保存しましょう。
冷蔵保存の場合
- 目安:3日〜5日程度
- 保存方法:完全に冷めてから、ジップ付きバッグに入れて空気を抜いて保存します。乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れておくと、より安心です。
冷凍保存の場合
- 目安:2週間〜1ヶ月程度
- 保存方法:小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグに入れて保存します。与える時は、自然解凍するかレンジで軽く温め直してください。
日持ちを良くするためのポイント
とにかく「水分を残さないこと」です。触ってみて少しでも柔らかさが残っていると、そこからカビが発生しやすくなります。保存容器は必ず清潔なものを使い、取り出す際も素手ではなく清潔な箸などを使うと長持ちします。
もし、保存中に「変な匂いがする」「表面が白っぽくなっている(カビ)」「ネバつきがある」と感じたら、迷わず捨ててください。
Q&A:よくある疑問にお答えします
Q. ジャーキーが体に悪いと言われるのはなぜ?
A. 主に「味付けによる塩分過多」や「添加物」が原因です。また、硬いものを噛むことで歯を痛める可能性や、丸飲みによる事故も懸念されます。手作りで適切に与える分には、良質なタンパク源となります。
Q. 子犬や老犬にあげても大丈夫?
A. 歯や顎が未発達な子犬や、噛む力が弱くなった老犬には、硬いジャーキーは負担になります。細かく砕いてフードのトッピングにするか、少し水分を残したソフトタイプ(その分、日持ちは短くなります)にするなど工夫してあげてください。
Q. フードドライヤーを持っていないけれど、買ったほうがいい?
A. 定期的に作りたいなら、投資する価値は十分にあります。オーブンを長時間占領されることもありませんし、野菜やフルーツの乾燥チップスも作れるので、飼い主さんの健康習慣にも役立ちますよ。
まとめ
犬用ジャーキー作りは、コツさえ掴めばとっても簡単。お肉をスライスして、じっくり水分を飛ばすだけ。これだけで、愛犬が目を輝かせて喜ぶ魔法のおやつが完成します。
まずは、スーパーで手に入りやすい鶏ささみからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。キッチンから漂うお肉のいい香りに、ワンちゃんはきっと足元から離れなくなっちゃうはずです。
手作りならではの安心感と、美味しそうに食べる愛犬の姿。そんな幸せな時間を、ぜひ楽しんでくださいね。
著者
DogLife編集部



